シャープ製蓄電池の特徴!メリット・デメリットと価格を紹介

「シャープ製蓄電池の特徴は?」
シャープ製蓄電池は全機種ハイブリッド型で、ライフスタイルにあわせて選べるラインナップが魅力です。シャープ製蓄電池だけでもご自宅にあったモデルが見つかりますが、設置条件を満たしていないと導入できないため、注意が必要です。
本記事では、シャープ製蓄電池の特徴とメリット・デメリット、価格について解説します。シャープ製蓄電池の特徴を理解して、ご自宅にあった蓄電池選びの参考にしてみてください。
目次
シャープ製蓄電池の特徴からわかるメリット
シャープ製蓄電池には、次の6つの特徴があります。
- 塩害・寒冷地も心配なし!選べる設置場所
- 太陽光発電とセットで電気代節約!ハイブリッド型
- ライフスタイルにあわせて選べる!6つの運転モード
- HEMSと連携で使える!AI予測制御モード
- 電気自動車(EV)と連携できる!
- 安心できる!15年保証(有償)
シャープ製蓄電池の特徴からメリットを理解して、自宅にあっているか、あるいは求めている内容かを見極めましょう。
①塩害・寒冷地も心配なし!選べる設置場所
シャープ製蓄電池は、大容量タイプの「JH-WB2021」でも本体サイズが560×470×685㎜となっており、コンパクトなサイズです。
屋内でも設置可能なサイズのため、塩害・寒冷地域の屋内設置を検討できます。
さらに同製品の場合は、高さ500㎜までネジ穴がない設計なことから、水害による故障リスクが低減されます。
屋外設置の蓄電池は心配事も多いですが、シャープ製蓄電池なら地域の特性にあわせて設置場所を柔軟に選べるのがメリットです。
関連記事:蓄電池の塩害仕様は必要?蓄電池のタイプを選ぶ基準を解説
②太陽光発電とセットで電気代節約!ハイブリッド型
シャープ製蓄電池は、すべてハイブリッド型と呼ばれるタイプです。
ハイブリッド型の蓄電池のパワコンは、太陽光発電設備に必要なパワコンの機能をあわせもっているため、パワコン1台の設置でまかなえます。
パワコンが1台だと、2台のときに比べて変換ロスを少なく抑えられる分、蓄電効率が上がるメリットがあります。
そのため、下記に当てはまる場合は、ハイブリッド型蓄電池がおすすめです。
- これから太陽光発電設備と蓄電池を同時に設置しようとしている
- 既設の太陽光発電設備のパワコンを買い換える
ハイブリッド型蓄電池については、下記の記事でくわしく解説していますので、参考にしてみてください。
関連記事:ハイブリッド型蓄電池とは?メリット・デメリット、おすすめのメーカーと価格を紹介
③ライフスタイルにあわせて選べる!6つの運転モード
シャープ製蓄電池には、下記の6つの運転モードがあります。
運転モード | 概要 |
---|---|
経済性モード(自動) | 夜間に充電し、それ以外の時間帯の買電中に自動で放電する。 |
経済性モード(時刻設定) | 夜間に充電し、夜間以外の指定した時刻で放電する。なお、放電は買電中におこなわれる。 |
クリーンモード(夜間充電なし) | 太陽光発電で発電した余剰電力で充電し、買電中に放電する。 |
クリーンモード(夜間充電あり) | 太陽光発電で発電した余剰電力か夜間電力で充電し、夜間以外の買電中に放電する。 |
充電モード | 優先して蓄電池への充電をおこなう。充電完了後は24時間待機状態となり、その後、経済性モード(自動)に移行する。 |
ECHONET Lite機器専用モード | ECHONET Lite機器に接続し、コントロールされている状態 |
ライフスタイルにあわせて選ぶ、あるいは使い分けることで、効率的なエネルギーマネジメントが可能です。
④HEMSと連携で使える!AI予測制御モード
シャープ製蓄電池は、同社が提供するHEMSサービスである「COCORO ENERGY」と連携することで、エネルギーの見える化およびAIによる予測制御が可能です。
クラウドに蓄積されたさまざまなユーザーのデータから、利用者にあわせて適切に充放電をコントロールしてくれるのです。
さらにシャープ独自の「AI雷注意報連携」機能は、利用者の生活パターンを学習・蓄積し、注意報の発令を受けて自動で必要量分だけ充電してくれます。
なお、2020年には日立の家庭用エコキュートがシャープ製HEMSと連携できるようになり、他社製品との連携の可能性も広がっている点も魅力です。
蓄電池だけでなく家庭内のさまざまな家電がHEMSによって連携できると、より効率的なエネルギーマネジメントが可能となります。
関連記事:蓄電池にHEMS(ヘムス)はいらない?導入すべき理由とおすすめのメーカーを紹介
⑤電気自動車(EV)と連携できる!
シャープ製蓄電池のなかで下記の製品は、将来的にEV(電気自動車)との連携ができるようになるよう設計されています。
蓄電池 | 蓄電池連携型パワコン |
---|---|
JH-WB2021JH-WB1921 | JH-55NF3JH-40NF2 |
2024年に発売予定の「EV用コンバータ」が別途必要とはなりますが、これを接続することでEVもふくめたエネルギーマネジメントが実現できます。
電気自動車をお持ちの方や、今後導入予定の方で太陽光設備と蓄電池の導入をお考えの方は、選択肢の1つとして検討するのがよいでしょう。
⑥安心できる!15年保証(有償)
シャープ製蓄電池は、標準(無償)で10年間のメーカー保証がつきますが、有償で15年間に延長できます。
定格容量の60%までが保証されるので、15年以内に蓄電容量が60%を下回った場合は、修理あるいは交換してもらえます。
蓄電池はシャープ製に限らず初期費用が多大にかかるため、保証期間が長いほうが元を取りやすく経済的にも安心です。
関連記事:蓄電池の保証内容をメーカー別で比較!内容と種類は購入前に確認しよう
シャープ製蓄電池のデメリット
シャープ製蓄電池には多くのメリットがある一方、2つのデメリットもあります。
- 単機能型蓄電池がない
- 設置条件があわないことがある
デメリットも把握しておくと、シャープ製蓄電池がご自宅にあっているかどうか判断できます。
①単機能型蓄電池がない
シャープ製蓄電池はハイブリッド型のみで、単機能型がありません。
単機能型は、太陽光発電設備がなくても単体で利用できる蓄電池で、いざというときの災害対策に活躍します。
関連記事:蓄電池は太陽光なしで発電できる!メリット・デメリットを解説
なお、ハイブリッド型も単体で利用できますが、単機能型よりも価格が高い傾向にあり、単体使用を考えているのであれば単機能型の方がコストを抑えられます。
さらに太陽光発電設備を導入済みで蓄電池をあとづけしたいなら、単機能型蓄電池が便利です。単機能型蓄電池をお求めの場合は、他のメーカーの製品から選ぶのがよいでしょう。
ミライでんちでは、ご自宅にあった蓄電池をご提案できますので、お気軽にお問い合わせください。
②設置条件があわないことがある
シャープ製蓄電池は、設置条件があわないことで導入できないケースがあります。
たとえシャープ製の太陽光発電設備を使っていても、シャープ製蓄電池を接続できない例もあるのです。
既設の太陽光発電設備と連携をお考えの場合は、販売店に相談して設置可能か確認するようにしましょう。
シャープ製蓄電池のサイクル数と寿命
2016年から販売されているシャープの住宅用クラウド蓄電システム「JH-WB1402」と「JH-WB1503」は、サイクル数が12,000回です。
12,000回の充放電をくり返しても、蓄電容量の約70%が維持できる仕様となっています。1日1回の充放電と仮定した場合、12,000日つまり約33年はもつといえます。
ただし、設置環境によって蓄電池の劣化スピードは異なるため、一概にはいえません。そのため、蓄電池の耐用年数はメーカー保証期間内と考えるのが適切です。
シャープ製蓄電池は15年間の長期有償保証がありますので、耐年年数は15年間以内と考えておくのがよいでしょう。
シャープ製蓄電池の容量タイプと価格
シャープ製蓄電池の容量タイプと価格を、3つのカテゴリに分けて解説します。
- 大容量タイプ【8.4・9.5・13kWh】
- ミドルタイプ【6.5kWh】
- コンパクトタイプ【4.2kWh】
多彩なラインナップから、ライフスタイルにあわせて適切なものを選びましょう。
①大容量タイプ【8.4・9.5・13kWh】
シャープ製蓄電池の大容量タイプは、次の4種類です。
型番 | JH-WB1821 | JH-WB2021 | JH-WB1921 | JH-WB1711 |
容量(定格容量) | 8.4kWh(8.0kWh) | 9.5kWh(9.3kWh) | 13kWh(12.6kWh) | 6.5kWh(6.3kWh) |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 700×360×605mm | 560×470×685mm | 560×320×575mm×2台 | 520×263×500mm×2台 |
設置場所 | 屋内・屋外 | 屋内・屋外 | 屋内・屋外 | 屋内 |
メーカー希望小売価格 | 3,813,480~3,978,150円 | 4,240,720~4,481,620円 | 6,080,360~6,221,490円 | 2,984,080~3,339,050円 |
ミライでんち特別価格 | 取り扱いなし | 2,079,000円 | 3,548,160円~ | 取り扱いなし |
JH-WB1921とJH-WB1711は本来ミドルタイプの蓄電池ですが、2台連結して使えるため、容量を最大13kWhまで増やすことが可能です。
設置時は1台のみにしておき、あとから増設できる点も魅力です。
JH-WB1821とJH-WB2021は一般的な蓄電池よりもやや容量が大きく、長時間の停電でも多くの家電使用に耐えられます。さらにEV用コンバータによって、EV連携が可能となる機種です。
②ミドルタイプ【6.5kWh】
シャープ製蓄電池のミドルタイプは、下記の2つです。
型番 | JH-WB1921 | JH-WB1711 |
容量(定格容量) | 6.5kWh(6.3kWh) | 6.5kWh(6.3kWh) |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 560 × 320 × 575mm | 520×263×500mm |
設置場所 | 屋内・屋外 | 屋内 |
メーカー希望小売価格 | 3,179,880~3,473,350円 | 2,984,080~3,339,050円 |
ミライでんち価格 | 1,774,080円 | 取り扱いなし |
どちらも6.5kWhの容量をもちますが、サイズと設置場所に違いがあります。
JH-WB1711は屋内専用モデルで、JH-WB1921に比べてサイズが一回り小さくなっており、シャープ製蓄電池のなかでもっとも薄型です。
これに対しJH-WB1921は、屋外に設置できるとともにEV連携機能を持ちます。
どちらも2台を連結できるので、将来的に最大13kWhまで容量を増やせます。
③コンパクトタイプ【4.2kWh】
シャープ製蓄電池のコンパクトタイプは、下記です。
型番 | JH-WB1621 |
容量(定格容量) | 4.2kWh(4.0kWh) |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 500×360×605mm |
設置場所 | 屋内・屋外 |
定価 | 2,688,980円 |
停電時は電気を利用する部屋を制限できる特定負荷タイプのため、4.2kWhでも十分対応できます。簡易基礎で設置できることから、基礎工事の工数と費用をカットできる点も大きな魅力です。
シャープ製蓄電池がおすすめの人
シャープ製蓄電池は、ハイブリッド型蓄電池の導入を検討されている方におすすめです。
下記にあてはまる方は、シャープ製蓄電池を検討してみるとよいでしょう。
- 新築住宅に太陽光発電設備+蓄電池の導入を考えている人
- 既設の太陽光発電設備のパワコンを買い替える人
- 自宅の家電をシャープ製品でそろえている、エネファームを利用している人
なお、シャープ製蓄電池を設置する場合は、設置できるかどうかを事前に確認する必要があるため、蓄電池を専門に扱う販売店に相談することをおすすめします。
ミライでんちでは、シャープ製蓄電池をふくめてお客さまのご自宅にあった蓄電池製品をご紹介いたします。お気軽にお問い合わせください。
シャープ製蓄電池に使える補助金
シャープ製蓄電池の導入には、補助金が活用できます。
2023年の代表的な国の補助金は、次のとおりです。
補助金名 | 補助額 |
---|---|
こどもエコすまい支援事業 | 1戸あたり64,000円~ |
DR補助金(電力需給ひっ迫等に活用可能な家庭・業務産業用蓄電システム導入支援事業) | 上限60万円 |
DER補助金(蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業) | 上限60万円 |
他にも、新築戸建て住宅全体がZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)の要件を満たしている場合、最大112万円の補助額にプラスして最大20万円の蓄電池追加補助を受けられます。
新築戸建て住宅に蓄電池の導入を考えているなら、このように手厚い補助金を受けられますので、大変お得です。
国だけでなく各自治体でも独自に補助金制度を設けている可能性がありますので、お住まいの地域について調べてみるとよいでしょう。
なお、下記の記事で補助金制度について解説していますので、参考にしてみてください。
関連記事:【家計の負担を軽減】蓄電池に必要な申請と補助金制度を解説
シャープ製蓄電池についてよくある質問
シャープ製蓄電池についてよくある質問に、ミライでんちがお答えします。
シャープ製蓄電池のカタログはありますか?
シャープ製蓄電池には、カタログがあります。
シャープの公式サイトの「住宅用エネルギーソリューションシステム総合」カタログに蓄電池製品が掲載されていますので、参考にしてみてください。
シャープ製蓄電池には押し上げ効果はありますか?
シャープ製蓄電池には、押し上げ効果はありません。
シャープ製蓄電池には、太陽光発電の売電状況を検知するセンサーがついており、売電中は蓄電池からの放電ができない仕組みになっています。
したがってダブル発電は起きず、売電価格が下がることはありません。
押し上げ効果とは?
押し上げ効果とは、太陽光発電で発電した電気を売電しながら、蓄電池に貯めた電気を消費することで、売電量が増える効果を指します。
これが実現できると、電気代を安く抑えるだけでなく、利益をえることが可能です。総合的に見ると、深夜料金の安い電力を昼間に高価格で売る「転売」にあたります。これをダブル発電と呼び、経産省は転売対策のために売電価格を引き下げる措置を講じました。
つまり「押し上げ効果がある」ということは、ダブル発電できるのと同義であり、売電価格が下がることを意味します。
なお、ダブル発電にあたるのは太陽光発電が10kW未満の場合です。したがって、10kW以上の設備に対して蓄電池を導入すると、ダブル発電による売電価格の低下は発生しません。
シャープ製蓄電池の保証期間は何年ですか?
シャープ製蓄電池のメーカー保証期間は、無償だと10年間ですが、有償だと15年間です。なお、有償保証費用は機種によって異なりますので、各販売店にお問い合わせください。
まとめ:シャープ製蓄電池は太陽光発電と併用がおすすめ
シャープ製蓄電池の特徴は、次の6つです。
- 屋内外問わず設置場所を選べる
- ハイブリッド型のため太陽光発電との併用での変換ロスの少ない
- 6つの運転モードを使い分けられる
- AI予測制御モードでエネルギーマネジメントを効率化・自動化できる
- 将来的に電気自動車(EV)と連携できる
- 15年間の有償保証で安心できる
シャープ製蓄電池はさまざまなライフスタイルに合わせられるうえ、柔軟に設置場所を検討できる魅力がありますが、設置条件と合わないと導入ができません。そのため、ご自宅にシャープ製蓄電池を本当に設置できるのか、事前に販売店に確認するのがおすすめです。
ミライでんちでは、シャープをふくめて20種類以上のメーカーの製品を取り扱っています。ご自宅に合った蓄電池を導入したい方は、ぜひ一度お問い合わせください。