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更新日:2024年5月29日

オール電化と太陽光発電の組み合わせはあり?電気代や設置費用も解説

太陽光発電について

「オール電化と太陽光発電の組み合わせで電気代はオトクになるの?」
「太陽光発電の導入時、オール電化の電気代が知りたい!」

オール電化の住宅に住む方にとって、太陽光発電は相性のよい組み合わせです。しかし、実際に太陽光発電を導入する際は、電気代削減の効果や費用を理解しておく必要があります。

本記事では、オール電化と太陽光発電を組み合わせるメリット・デメリット、実際にかかる電気代の詳細を解説します。

2023年最新の情報をもとに、電気代シミュレーションもおこなっているので、ぜひ参考にしてください。

オール電化と太陽光発電を組み合わせる5つのメリット

そもそもオール電化住宅とは、ガスを使用せず、家庭で必要なエネルギーをすべて電気でまかなう住宅を指します。電気の使い方さえ工夫すれば、毎月の光熱費を大きく削減可能です。

ここでは、オール電化と太陽光発電を組み合わせるメリットを5つ解説します。

  1. 光熱費の削減が可能
  2. 売電収入により生計のフォローが可能
  3. 蓄電池との組み合わせ相性がよい
  4. 熱費を電気代1つにまとめられる
  5. ガス火を使わないため安全性が高まる

①光熱費の削減が可能

太陽光発電で作った電気を自宅で消費すれば、電力会社から購入する電気が減るため、光熱費の削減につながります。また、蓄電池を活用したり、電気料金プランを見直したりすれば、さらに料金を抑えられます。

例えば、オール電化住宅では、深夜電力プランの組み合わせがおすすめです。エコキュートが導入してあれば、電気料金が安い深夜にお湯を沸かしておけるためです。深夜に沸かしたお湯は、お風呂や料理に使用できます。

深夜電力プランとエコキュートについての詳細は、下記記事を参考にしてください。

関連記事:
エコキュートに蓄電池はいる?併用のメリット、デメリット・補助金・価格など解説
「深夜電力(夜間電力)とは?蓄電池の利用で節電し安くなる方法を解説!」

②売電収入により生計のフォローが可能

太陽光発電で作った電気が余った場合は、電力会社への売電も可能です。

余剰電力の買取価格は、経済産業省の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)」により、一定の期間は買取価格が保証されています。買い取ってもらった余剰電力は、生活費の補填や太陽光発電の初期費用の回収にまわすのがおすすめです。

なお、売電収入を得るためには電力会社と経済産業省への手続きが必要になるため、忘れずに申請しましょう。

関連記事:FIT制度後は蓄電池でお得に節約!導入手順やメリット・デメリットを解説

③蓄電池との組み合わせ相性がよい

太陽光発電で発電した電気は、蓄電池に充電可能です。蓄電池に充電した電気を、電気料金が高い時間帯に利用すれば節電できます。

また、蓄電池は深夜電力プランの組み合わせがおすすめです。深夜の安い料金で電気を購入でき、料金の高い日中は蓄電池で家庭の電力をまかなえます。深夜電力プランについての詳細は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:「深夜電力(夜間電力)とは?蓄電池の利用で節電し安くなる方法を解説!」

④光熱費を電気代1つにまとめられる

住宅をオール電化にすれば、コンロや給湯器も電力でまかなうため、ガス料金はかかりません。ガス会社と電力会社、別々に料金を支払う必要がなくなり、光熱費の管理が楽になります。

一方で、光熱費を電力にまとめた分、月々の電気料金は高くなります。ライフスタイルに合わせて電力プランを切り替えたり、省エネ家電を活用したり、工夫して電気料金を節約しましょう。

⑤ガス火を使わないため安全性が高まる

オール電化の住宅では火を使わないため、火災のリスクは下がります。

東京消防庁によると、令和4年度の住宅火災の主な要因は、「こんろ」が318件(19.7%)と最も多いです。しかし、オール電化では調理で火を扱わなくなり、ガス漏れの心配もなくなるため、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心です。

参考:東京消防庁<広報テーマ(2023年2・3月号)>

オール電化と太陽光発電を組み合わせるデメリットと対策

オール電化と太陽光発電の組み合わせはメリットが多いですが、デメリットもあります。太陽光発電の導入には手間もお金もかかるため、デメリットまで把握してから判断・検討しましょう。

オール電化と太陽光発電を組み合わせるデメリットは以下の3つです。

  1. 高い初期費用がかかる
  2. 昼間の電気代が割高な電気プランになる
  3. 非常時に電気が使えない可能性がある

①高い初期費用がかかる

太陽光発電の設置費用は、決して安くありません。2023年の設置費用の相場は「112〜140万円」です。初期費用の内訳は、太陽光パネルやパワーコンディショナーなどの設備費に加え、設置工事の費用があります。

初期費用はかかりますが、太陽光発電の設置を推進している自治体も多くあるため、補助金を活用すれば費用の削減が可能です。予算によっては太陽光パネルの設置面積を減らす、設置場所を工夫するといった手段も考えられます。

②昼間の電気代が割高な電気プランになる

オール電化住宅の電気料金は一般の電気料金プランと違い、時間帯によって電気料金が変動します。夜間や休日など、電気需要の少ない時間帯は割安ですが、日中の電気代が割高です。

しかし、蓄電池と電力会社の深夜プランを活用すれば対策が可能です。深夜は電力需要が減少するため、電力会社が深夜の電気代を安くするプランを設けています。蓄電池を導入し、ためた電気を日中に利用すれば、割高な電気代を抑えられます。

③非常時に電気が使えない可能性がある

災害時は、電気が使えない状況も考えられます。オール電化住宅では、電気が使えないとすべてのライフラインが止まってしまうため影響は大きいです。

しかし、災害時の復旧にかかる日数はガスよりも電気のほうが短い傾向にあります。ガスを使用していれば火災の危険もあるため、むしろ災害時でもオール電化のほうが安全な面もあります。

なお、蓄電池を導入しておくと、停電中でも溜めておいた電気を使用できるため安心です。災害時の蓄電池の活用方法については、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:災害時に効果的な蓄電池は?ポータブルは使えない?電気自動車との連携や太陽光との関係も解説

オール電化の電気代の平均は?太陽光発電あり・なしでシミュレーション

ここでは、オール電化住宅の電気代の平均額を、太陽光発電あり・なしで分けてシミュレーションします。オール電化で太陽光発電なしの場合、関西電力の試算によると月々の電気代は次のとおりです。

世帯の人数電気代(月)
1人暮らし10,777円
2人暮らし13,406円
3人暮らし14,835円
4人暮らし以上16,533円
参考:関西電力「オール電化世帯人数別の電気代平均額」

次に、オール電化で太陽光発電を導入している家庭の電気代を、以下の条件で試算します。

  • 住宅に設置されている太陽光発電の平均容量は「4〜5kW」
  • 一般的な家庭の太陽光発電の年間の平均発電量は1kWあたり「1,000kWh」
  • 電力料金は「1kWh=31円」

太陽光発電の容量が「4kW」の場合、年間の発電量は「4,000kWh」です。そして「4,000kWh」を月間の発電量にすると、1月あたり「333kWh」です。

333kWh×31円/kWh = 10,323円

上表の「太陽光発電なしの4人暮らし以上世帯」と比較すると、月間6,000円以上の電気代を削減できるとわかります。なお、家族構成や環境によってシミュレーション結果も異なるため、あくまでも参考程度にとどめておきましょう。

太陽光発電と蓄電池の設置費用の平均は?それぞれ設置費用の平均を解説

太陽光発電と蓄電池は、最も発電した電力を有効活用できる組み合わせですが、それぞれ設置費用が高い傾向です。事前に設置費用を把握し、予算を立ててから設置の検討をしてください。

太陽光発電は「112〜140万円」が平均

一般的な家庭の太陽光発電の容量は「約4〜5kW」です。経済産業省がまとめた資料によると、1kWあたりの導入費用は「28万円」とされています。

これらをもとに計算すると次のとおりです。

  • 4kW×28万円/kW=112万円
  • 5kW×28万円/kW=140万円

上記の計算式から、太陽光発電の平均的な価格は「112〜140万円」とわかります。さらに詳しく太陽光発電の設置費用が知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

関連記事:【2023年最新版】太陽光発電の設置費用はいくら?安く設置する方法や設置後の費用も解説!

蓄電池は「1kWhあたり18.7万円」が平均

一般的な家庭用蓄電池の設置価格は、本体価格や設置工事費用を含めると、平均で1kWhあたり「18.7万円」と言われています。

例えば、平均をもとに計算すると、容量が5kWhの蓄電池の設置費用は「93.5万円」です。約100万円の予算があれば設置できる計算です。

蓄電池の価格はメーカーや容量、機能の違いによって異なるため、予算やプランに合わせて選びましょう。蓄電池の設置費用について、過去に詳しく解説しているため、あわせて参考にしてください。

関連記事:家庭用蓄電池の設置費用と相場は?初期費用を抑える方法も紹介!

まとめ:オール電化と太陽光発電の組み合わせで電気代の削減効果は高い

オール電化と太陽光発電の組み合わせにより、光熱費は大きく削減できます。売電収入が得られ、ガス火を使わない点で安全性が向上するといった点もメリットです。

また、蓄電池を導入すれば、太陽光発電で作った電気を充電できるため、電気の活用目的の幅が広がります。設置費用が高い点は注意が必要ですが、国や自治体の補助金を活用して、設置費用を抑えましょう。

ミライでんちでは、太陽光発電や蓄電池といった再生可能エネルギーを活用した、電気を自給自足できる生活をご提案しております。

太陽光発電、蓄電池の導入に際しては、補助金の活用方法についても無料でアドバイスをおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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