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更新日:2023年10月26日

太陽光発電と蓄電池をお得に購入するには?価格相場や選び方、おすすめメーカーを紹介!

蓄電池について太陽光発電について

太陽光発電と蓄電池を導入すると、蓄電池に搭載されているAIによって電力の無駄遣いを軽減する提案をしてくれたり、卒FIT後も自家消費を増やせたりするので、光熱費を抑えた暮らしを実現できます。

この記事では、太陽光発電と蓄電池の購入をよりお得にするための方法やメリット・デメリットなどを解説するので、ぜひ参考にしてください。

【必読】太陽光発電と蓄電池の購入をお得にするには?

太陽光発電と蓄電池をお得な価格で購入するには、同じタイミングで両方を購入することです。また、費用を抑えるもうひとつの手段として、補助金を利用するという選択肢もあります。

太陽光発電と蓄電池を同時に導入する際の価格相場は?

一般的に家庭用太陽光発電と蓄電池を同時導入した際の価格相場は、約250万(前後しても200万円~300万円)といわれています。これはシステム容量が5kWhの家庭用太陽光発電と6kWh容量の蓄電池を同時に買ったときの価格相場です。

ちなみに、購入を検討されている方から「蓄電池1kwの値段は?」という質問が多いのですが、蓄電池の1kWhあたりの相場は「18.7万円」です。

なお、太陽光発電に蓄電池を後付けする場合の価格相場は以下のとおりです。

特徴価格相場
定置型(単機能型)太陽光発電と蓄電池のパワコンが別々80万~200万円程度
(機器購入費+設置工事費)
ハイブリッド型太陽光発電と蓄電池のパワコンが1台で済む80万~200万円程度
(機器購入費+設置工事費)

ここで太陽光発電と蓄電池の価格の推移を説明しておきましょう。

太陽光発電の設置費用は、FIT制度が開始した2012年より年々安くなっています。2022年に設置された10kW以上の太陽光発電設置費の平均値は、23.6万円/kWで、以前よりも安く購入できるようになりました。

一方で、家庭用蓄電池の2012年から2022年までの価格は、こちらも下落が続いている傾向です。

しかし、これからは太陽光発電も蓄電池も価格低下は鈍化すると考えられています。

太陽光発電と蓄電池の価格を抑えるには「安い施工店や製品を選ぶ」

太陽光発電と蓄電池の購入価格を抑えるためには、複数の施工店や製品を比較検討して、安い店を選んだり、安い製品で組み立ててもらったりという方法があるでしょう。しかし、安さだけに注目しすぎると、品質に問題が発生するケースもありますので、店選びは慎重におこないましょう。

よい販売店・施工店を選ぶ際は「施工実績」を確認

太陽光発電と蓄電池の設置は、販売店や施工店の技術力や実績によって、効果が大きく変わります。信頼できるかどうか判断するには「施工実績」はよい判断材料になります。口コミサイトを一度見てみるのもよいかもしれません。

「太陽光発電+蓄電池」で補助金制度を活用する

太陽光発電と蓄電池を導入する際には、補助金が活用できる場合があります。利用できる条件や補助の上限額などは決められていますが、活用できれば太陽光発電と蓄電池をお得に購入できます。

気になる方は、お住まいの自治体の公式ホームページで確認しましょう。

【太陽光発電+蓄電池】おすすめする3つのメーカー

太陽光発電と蓄電池には、さまざまなメーカーがあり、それぞれに強みや価格相場が異なります。ここでは、おすすめのメーカー3社について紹介します。

  1. パナソニック
  2. シャープ
  3. 長州産業
強み価格相場
パナソニック太陽光発電:ハーフタイプと台形タイプの組み合わせで搭載面積UPも可能
蓄電池:豊富な商品ラインナップ
220~260万円
(容量5kWの太陽光発電と5.6kWの蓄電池の場合)
シャープ太陽光発電:屋根の形状に合わせたパネルの形を選べる
蓄電池:AI搭載でHES利用可
310万円
(容量5.12kWの太陽光発電と6.5kWhの蓄電池の場合)
長州産業太陽光発電:発電効率に定評がある「Gシリーズ」雪国向けの「ほっとパネル」
蓄電池:長寿命と衝撃耐性が高い
285万円
(容量5.44kWの太陽光発電と6.5kWhの蓄電池の場合)

①パナソニック

パナソニックは、限られた面積でも多くの発電を得られるよう、ソーラーパネルをコンパクトながらもハイパワーにしています。パネルの種類もハーフタイプと台形タイプがあり、屋根の形に合わせて両者を組み合わせ、搭載面積を広げられます。

パナソニックの蓄電池は、豊富な商品ラインナップでライフスタイルや設置環境に応じて、さまざまな商品を検討可能です。

また、両者とも長期保証がついているので、信頼性も高いのがパナソニックの強みです。

②シャープ

シャープの太陽光発電もパナソニックと似ています。「ルーフィット設計」といって、屋根の形状に合わせたパネルの形を選べるのが特徴です。特に「BLACKSOLAR ZERO」という製品は、日本家屋に調和する黒を基調としたモデルで、2021年にはグッドデザインアワードを受賞しています。

シャープの蓄電池には、AI機能が搭載されているので「COCORO ENERGY」というサービスを使用できます。また、2024年春発売予定のEV用コンバータを購入すれば、EV連携対応も可能です。

太陽光発電、蓄電池ともに長期保証がついていて、信頼性が高いでしょう。

③長州産業

長州産業の太陽光発電のなかでも、鮮やかな青色が特徴の「Gシリーズ」は、発電効率に定評があります。また、太陽光電池とヒーターを融合させた雪国向けの「ほっとパネル」という商品もあります。

その特徴は、ヒーターをつけることにより、雪下ろし作業を低減できるというメリットがある点です。また、太陽光業界では珍しく無償で「雨漏り保障」がついてくるのもユニークでしょう。

長州産業の蓄電池は、長寿命と衝撃耐性が高いのが強みで、安心して使い続けられます。

太陽光発電と蓄電池の同時設置の経済的メリット

ご家庭によっては、予算の都合から太陽光発電と蓄電池を別々のタイミングで購入することもあるでしょう。しかし、同時に設置すると、後付けするよりも工事費がお得になったり、パワーコンディショナー取り換えの必要がなくなったりするため経済的メリットがあります。詳しくは下記3つの項目にわけて説明します。

  1. 単独設置よりも設置工事費用がお得
  2. 「パワーコンディショナー1台」で太陽光と蓄電池を動かせる
  3. 外壁の美観を保てる

単独設置よりも10~20万円設置工事費用がお得に!

太陽光発電と蓄電池を同時に設置すれば、設置工事費用が単独設置の場合よりもお得になるケースがあります。設備の一部が共通化され、工事効率が上がるため余分な費用が削減されるからです。一般的には、10~20万円程度の節約が期待できるといわれています。

「ハイブリッド型パワーコンディショナー1台」で太陽光と蓄電池を動かせる

太陽光発電と蓄電池の同時設置においては、ハイブリッド型を選べば、1台のパワーコンディショナーで、両者を効率的に動かすことが可能です。

先に太陽光発電や蓄電池を導入した場合は、いずれかの設備を後から設置する際に、すでに備えてあるパワーコンディショナーを取り外して、ハイブリッド型のパワーコンディショナーを取り付けなければなりません。もしくはパワーコンディショナーを2台に増やす工数がかかり、その分工事費用がかかってしまいます。

穴数が減ることで外壁の美観を保てる

太陽光発電と蓄電池を別々に設置する場合、それぞれのシステムに対応するために、複数の穴をご自宅の外壁に開ける必要があります。しかし、同時設置を選ぶことで工事の際に共通の穴を利用できるため、外壁の穴数が減少して美観を保てます。

特に新築住宅を買われた方は、美観にこだわる方が多いので、この点は重要なメリットといえるでしょう。

太陽光発電と蓄電池で運用するモードの違い

太陽光発電と蓄電池は、個別に機能させることもできますが、同時に運用することで真価を発揮します。

FITが終了するまでの使い方(経済性モード)

FIT制度が継続している間は、経済性を重視した運用がおすすめです。このモードでは、太陽光システムで発電した電力をできるだけ蓄電池で貯めて、自家消費します。また、余剰の電力はFIT価格が高い間に売りましょう。

FITが終了した後の使い方(クリーンモード)

FITが終了したあとは、電力を売却してもFIT制度中よりも安くなってしまうため、クリーンモードに切り替えます。このモードでは、蓄電池をフル活用して自家消費を最大化することにより、電力の自給自足を目指します。

関連記事:FIT制度後は蓄電池でお得に節約!導入手順やメリット・デメリットを解説

太陽光発電と蓄電池を運用するメリット

太陽光発電システムと蓄電池を両方購入するとなると、それなりの金額を支払うことになります。しかし、これらを同時に運用することによって、以下のような2つのメリットが得られます。

  1. 蓄電池にはAIが搭載されている
  2. 太陽光発電はFIT終了後も活用できる

①蓄電池にはAIが搭載されている

近年の蓄電池は、AI機能が搭載されているものもあり、自動的に最適な充放電をおこなってくれます。家庭の電力需要を学習し、天候や時間帯を考慮して蓄電池の充放電を調整するため、電力効率を向上できます。

これにより、電力の無駄遣いを減らし、電気料金の節約につなげられるのです。

②太陽光発電はFIT終了後も活用できる

FIT制度の10年後は、売電価格が安くなります。よって電気は売るよりも自家消費を高め、電気代を減らしていく方が得になります。蓄電池がないと電力の自家消費はできないので、FIT終了後を考えても、やはり太陽光発電と蓄電池の同時購入はメリットがあります。

太陽光発電と蓄電池を購入するデメリット

太陽光発電と蓄電池を購入するのは、数々のメリットがある一方でデメリットもあります。「蓄電池はやめておいたほうがいい」のか気になる方は、下記の3つのデメリットもしっかり理解しておきましょう。

  1. 初期費用が高額
  2. 蓄電池の設置スペースが必要
  3. 蓄電池は買い替えと処分費用がかかる

①初期費用が高額

太陽光発電と蓄電池を購入する際には、初期費用が必然的に高額になります。特に新築の際に一括で設置する場合は、多額の資金が必要となるでしょう。買ったあとに後悔しないように、予算にあったメーカーや機種を選択しましょう。

②蓄電池の設置スペースが必要

蓄電池は、生活動線の邪魔にならないところに設置する必要があります。屋内用蓄電池は、エアコンの室外機1台くらいの大きさですが、音に敏感な方であれば、家のなかでも置き場所を選ぶかもしれません。また屋外用は、室外機1~2台くらいの大きさとなります。置き場所は、直射日光が当たらないところがよいので、どこに置けるのかを考えておいた方がよいでしょう。

関連記事:蓄電池に適した設置場所を屋内と屋外別で解説!設置に必要な条件も紹介

③蓄電池は買い替えと処分費用がかかる

蓄電池には寿命があり、大抵は10年程度で性能が低下してきます。そのため、新たな蓄電池の購入や古い蓄電池の処分にかかる費用が発生することを考慮する必要があるのです。

将来、買い替えや処分費用にどれくらいかかるか気になる方は、販売店や施工店に聞いておくとよいでしょう。

ミライでんちでは、太陽光発電や蓄電池の設置後にかかる費用についても、詳しく説明しています。ぜひ遠慮なくお問い合わせいただければと思います。

まとめ:太陽発電と蓄電池の購入で豊かな生活を手に入れよう!

太陽光発電と蓄電池を同時に導入すれば、家庭のエネルギー自給率を向上させ、経済的なメリットを受けられます。

しかし、どういう基準でどのようなメーカーで太陽光発電と蓄電池を選べばいいのか、わからないことが多くあり、悩んでしまうこともあるでしょう。

ミライでんちでは、太陽光発電や蓄電池といった再生可能エネルギーを活用した、電気を自給自足できる生活をご提案しております。

蓄電池導入に際しての補助金の活用方法についても無料でアドバイスをおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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