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更新日:2023年9月5日

オムロン製蓄電池の特徴!製品一覧と価格、おすすめの人を紹介

蓄電池について

「オムロン製蓄電池の特徴は?」

蓄電池の設置をお考えで、オムロン製蓄電池が気になっている方も多いのではないでしょうか?

オムロン製蓄電池はバリエーションが豊富なため、さまざまなライフスタイルに柔軟に合わせられるのが魅力です。

本記事では、オムロン製蓄電池の特徴と製品一覧、価格、おすすめの人を紹介します。

オムロン製蓄電池の主要2種製品の特徴もくわしく解説しますので、オムロン製蓄電池が気になっている方は参考にしてみてください。

 

オムロン製蓄電池一覧と価格

オムロン製蓄電池の一覧は、下記のとおりです。

【オムロン製蓄電池一覧(一般タイプ)】

シリーズタイプ型番メーカー小売希望価格(税別)
KPBP-Aシリーズ単機能型KPBP-A-SET-AC164-N5,300,000円
KPBP-A-SET-AC127-N4,300,000円
KPBP-A-SET-AC98-N3,170,000円
KPBP-A-SET-AC65-N2,660,000円
KPBP-A-SET-AC63-N2,660,000円
ハイブリッド型特定負荷KPBP-A-SET-HYB164-N5,920,000円
KPBP-A-SET-HYB127-N4,920,000円
KPBP-A-SET-HYB98-N3,790,000円
KPBP-A-SET-HYB65-N3,280,000円
KPBP-A-SET-HYB63-N3,280,000円
ハイブリッド型全負荷KPBP-A-SET-HYB164-T6,750,000円
KPBP-A-SET-HYB127-T5,750,000円
KPBP-A-SET-HYB98-T4,620,000円
KPBP-A-SET-HYB65-T4,110,000円
KPBP-A-SET-HYB63-T4,110,000円
KPAC-Bシリーズ一般タイプKPAC-B-SET-12,870,000円
KPBP-Bシリーズ(産業用)一般タイプKPBP-B-SET-HYB164-Nオープン価格
KPBP-B-SET-HYB164-Tオープン価格
KPBP-B-SET-HYB98-Nオープン価格
KPBP-B-SET-HYB98-Tオープン価格

オムロンの家庭用蓄電池は、KPBP-AシリーズとKPAC-Bシリーズの2つから構成されます。

KPBP-Aシリーズは、表の記載以外にも「重塩害対応タイプ」があり、重塩害地域でも設置できます。

蓄電容量は、6.3・6.5・9.8・12.7・16.4kWhの5種類と、バリエーションが豊かです。

さらに単機能型とハイブリッド型はもちろん、特定負荷と全負荷も選べるため、幅広いニーズに対応できます。

なお、KPBP-Bシリーズは産業用ですので、本記事では家庭用のKPBP-AシリーズとKPAC-Bシリーズについてご紹介いたします。

 

オムロン製蓄電池【KPBP-Aシリーズ】の特徴

オムロン製の家庭用蓄電池「KPBP-Aシリーズ」の特徴は、次の4つです。

  • 単機能・ハイブリッドを選べる!マルチ蓄電プラットフォーム
  • 選べる5種類の容量タイプ!6.3~16.4kWh
  • PIDリスクを抑える独自技術を活用!
  • HEMS機器の追加なしでエネルギーを見える化できる

ライフスタイルに合わせてもっともニーズに近い製品を選びたい方は、ぜひチェックしてみてください。

単機能・ハイブリッドを選べる!マルチ蓄電プラットフォーム

オムロンのマルチ蓄電プラットフォーム「KPBP-Aシリーズ」は、下記の3種類に対応しています。

種類概要
単機能型・蓄電池用のパワコンを備えた蓄電池・既設の太陽光発電設備のパワコンを取り換えずにあとづけできる
ハイブリッド型 特定負荷タイプ・蓄電池用と太陽光発電設備のパワコンを一体型にした蓄電池・太陽光発電設備と同時に導入するときや既設の太陽光発電設備のパワコンを交換するタイミングで設置する・停電時は、指定した部屋のみ電気が使える仕様となっている
ハイブリッド型全負荷タイプ・蓄電池用と太陽光発電設備のパワコンを一体型にした蓄電池・太陽光発電設備と同時に導入するときや既設の太陽光発電設備のパワコンを交換するタイミングで設置する・停電時は、家全体で電気が使える仕様となっている

家庭用蓄電池製品の主要タイプを網羅しているため、さまざまなライフスタイルにあわせられます。

既設の太陽光発電設備にあとづけする場合は、単機能型がおすすめです。

オムロンの「KPBP-Aシリーズ」なら、単機能型の導入後、パワコンの寿命がきたらPVユニットに交換するだけでハイブリッド型へチェンジできます。

なお、オムロンのハイブリッド型全負荷タイプは、200V家電にも対応しているため、停電時にIH調理機やエアコン、エコキュートといった家電の使用が可能です。

選べる5種類の容量タイプ!6.3~16.4kWh

オムロンのマルチ蓄電プラットフォーム「KPBP-Aシリーズ」には、下記の5種類の容量タイプがあります。

容量タイプ設置場所停電時に使用できる家電・時間の目安(※)
6.3kWh屋外約18時間
6.5kWh屋内・屋外約18時間
9.8kWh屋内・屋外約29時間
12.7kWh屋外約34時間
16.4kWh屋内・屋外約45時間

※冷蔵庫、テレビ、照明、スマートフォン充電で消費する電力の合計で計算

単機能型とハイブリッド型(特定負荷・全負荷)のすべてのタイプで、5種類から容量タイプを選ぶことが可能です。

6.3kWhと12.7kWhは屋外設置のみではありますが、容量タイプのバリエーションの多さは業界随一といえます。

普段の生活で使用している電力量からシミュレーションすると、必要な蓄電容量がわかります。

ご家庭でより効率的な電力の自給自足を目指す場合は、使い方に合わせて蓄電容量を検討するのが大切です。

ミライでんちでは、ご家庭のライフスタイルに合った蓄電容量について相談をお受けできますので、お気軽にお問い合わせください。

PIDリスクを抑える独自技術を活用!

PIDリスクは、太陽光(PV)パネルの出力が低下するリスクを指します。

パネルに高電圧負荷がかかると、電流が漏れだし出力が低下する現象が起きるのです。

家庭用の小規模な太陽光パネルでは産業用に比べるとPID現象の発生率が低いものの、高温多湿といった状況によって発生しやすい場合があります。

出力が低下すると発電量が減少し、電力マネジメントの効率が下がったり売電収入が減ったりします。

オムロンのマルチ蓄電プラットフォーム「KPBP-Aシリーズ」は、こうしたPIDの発生リスクを抑える技術を搭載しているため、発生率を下げることが可能です。

HEMS機器の追加なしでエネルギーを見える化できる

自宅のエネルギー状況を見える化してくれるHEMS機器は、別途機器代や導入費用が発生します。

これに対して、オムロンのマルチ蓄電プラットフォーム「KPBP-Aシリーズ」は、HEMS機器を追加しなくても電力状況を見える化してくれるのが大きな特徴です。

無料のWeb登録を済ませることで、AIによる制御や見守り機能も使えるようになり、HEMS機器と接続した場合と変わらない電力マネジメントができます。

HEMSについては、下記の記事でくわしく解説していますので、あわせてご覧ください。

関連記事:蓄電池にHEMS(ヘムス)はいらない?導入すべき理由とおすすめのメーカーを紹介

 

オムロン製蓄電池【KPAC-Bシリーズ】の特徴

オムロン製の家庭用蓄電池「KPAC-Bシリーズ」の特徴は、次の4つです。

  • ライフスタイルに合わせられる!3つの運転モード
  • 重塩害地域でも設置できる!
  • 床下浸水でも水没しない!
  • 15年間の長期保証で安心できる!

バリエーション豊かな「KPBP-Aシリーズ」は魅力的ですが、「KPAC-Bシリーズ」は価格を抑えて導入できるメリットがあります。

必要最低限の機能で十分という方は、こちらも検討してみてください。

ライフスタイルに合わせられる!4つの運転モード

オムロン製蓄電池「KPAC-Bシリーズ」は、下記の4つの運転モードを搭載しています。

運転モード機能
グリーンモード・蓄電池残量を朝夕夜間に残量がなくなるまで放電する・太陽光発電で発電した電力のうち、余剰電力で蓄電池を充電する・余剰電力は蓄電池に充電し、満タンになったら売電する
経済モード・蓄電池残量を朝夕間に残量がなくなるまで放電する・深夜料金の電力を100%まで蓄電池に充電する・余剰電力は売電する
安心モード・蓄電池残量を朝夕間に残量を残しつつ放電する・深夜料金の電力を100%まで蓄電池に充電する・余剰電力は売電する
停電時モード・昼間に停電すると、太陽光発電で発電した電力を消費しながら蓄電池を充電する・夜間に停電すると、自動的に蓄電池から放電する

「電力の自給自足」や「停電時への備え」といった目的にあわせて、モードを使い分けることが可能です。

重塩害地域でも設置できる!

蓄電池は塩害によって劣化するため、一般タイプを設置するとコストパフォーマンスの悪さや漏電の危険性からおすすめできません。

オムロン製蓄電池は、重塩害地域でも設置できるタイプが販売されているため、塩害の心配がある地域でも安心してお使いいただけます。

塩害・重塩害地域にお住まいで、蓄電池の設置をあきらめていた方には、オムロンの重塩害対応タイプの検討をおすすめします。

蓄電池に対する塩害に対しては、下記の記事でくわしく解説していますので、参考にしてみてください。

関連記事:蓄電池の塩害仕様は必要?蓄電池のタイプを選ぶ基準を解説

床下浸水でも水没しない!

オムロン製蓄電池「KPAC-Bシリーズ」は、パワコンが壁掛け設置タイプのため、床下浸水が発生しても水没被害を避けられます。

蓄電池ユニット「W530×H455×D215㎜」のコンパクトサイズで室内設置のため、台風や洪水の影響を受けにくいといえます。

このように「KPAC-Bシリーズ」は、災害の影響を最低限に抑えられるため、水害の多い地域で蓄電池の設置をお考えの方におすすめです。

15年間の長期保証で安心できる!

オムロン製蓄電池「KPAC-Bシリーズ」は、15年間の長期保証のため、長期間安心して使用できる特徴があります。

70%の蓄電容量保証がついているため、万が一15年の間で蓄電容量が70%を下回った場合は、保証を受けられることになっています。

他社製品にも容量保証はついていますが、60%に設定されていることが一般的なため、70%未満で保証を受けられるのは大きなポイントです。

1日に何度繰り返し充放電しても保証期間と容量保証が変わらないため、15年間使い倒すつもりで導入するのがよいでしょう。

 

オムロン製蓄電池に使える補助金

オムロン製蓄電池には、下記の国の補助金制度を活用できます。

補助金名補助額
こどもエコすまい支援事業1戸あたり64,000円~
DR補助金(電力需給ひっ迫等に活用可能な家庭・業務産業用蓄電システム導入支援事業)上限60万円
DER補助金(蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業)上限60万円
ZEH補助金(二酸化炭素排出抑制対策事業費補助金)上限60万円(蓄電システムの補助額)

国の制度以外にも、自治体によって独自の制度を設けている場合がありますので、お住まいの地域の補助金制度を調べてみることをおすすめします。

なお、補助金にくわしい専門の販売店に相談するのがもっとも効率的です。

ミライでんちでは、補助金や予算をふくめてオムロン製蓄電池のご案内ができますので、お気軽にお問い合わせください。

下記の記事で、蓄電池の補助金制度についてくわしく解説していますので、参考にしてみてください。

関連記事:【家計の負担を軽減】蓄電池に必要な申請と補助金制度を解説

 

オムロン製蓄電池がおすすめの人

オムロン製蓄電池は、バリエーション豊富なラインナップのため、蓄電池を求めるほとんどの方におすすめできます。

  • 蓄電池を導入して電気代を抑制したい方
  • 突然の停電に備えたい方
  • 太陽光発電設備を導入済みで、パワコンの交換時期ではない方
  • 太陽光発電設備を導入済みで、パワコンの交換時期の方
  • 太陽光発電設備と蓄電池を同時に導入したい人

オプションユニットの交換によって、蓄電池導入後のライフスタイルの変化にも対応できるのも魅力です。

 

【まとめ】オムロン製蓄電池の導入ならミライでんちへ

オムロン製蓄電池は、主要のタイプをすべて網羅しており、容量タイプも豊富なため、蓄電池を求めるほとんどの方のニーズを満たすことが可能です。

ただし、既設の太陽光発電設備にあとづけする場合は、メーカーの相性がありますので慎重になる必要があります。

ミライでんちでは、オムロン製蓄電池を取り扱っており、ご自宅にあった製品をご提案できます。

既設の太陽光発電設備との相性についても確認できますので、お気軽にお問い合わせください。

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