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更新日:2024年5月16日

カネカの蓄電池の特徴!瓦一体型太陽電池と併用でおしゃれに節電

蓄電池について

「カネカの蓄電池にはどのような特徴があるのだろう?」

ご家庭に蓄電池の導入をお考えの方のなかには、さまざまあるメーカーの商品からどれを選べばよいのかお悩みの方も多いでしょう。

本記事では、カネカの蓄電池の特徴と代表製品である瓦一体型太陽電池について解説します。

瓦屋根で太陽光発電設備の設置を諦めていた方は、ぜひ参考にしてみてください。

蓄電池・太陽光発電システムのカネカとはどんな会社?

株式会社カネカは、蓄電池・太陽光発電システムだけでなく乳酸菌から医療機器まで幅広い分野で化学製品・素材の研究や開発をおこなう化学メーカーです。

蓄電池・太陽光発電システムの分野では、高性能ペロブスカイト太陽電池の実用化技術開発を薦めています。

カネカの高性能ペロブスカイト太陽電池はカネカ以外の企業でも研究・開発が進められていますが、カネカは2022年に世界最高水準となる20%近い変換効率を叩き出し大きな話題を呼びました。

このように蓄電池・太陽光発電システム分野においても、カネカは確かな技術力をもっていることがわかります。

さらに主力製品の1つでもある、日本固有の住宅と調和する「瓦一体型太陽電池」の販売でも知られています。

デザイン性の高さだけでなく、厳しい性能試験を経ることで、さまざまな環境下で使用できるよう開発を進めており、製品性能の高さも大きな特徴です。

カネカの蓄電池の特徴

カネカの蓄電池の特徴は、次の3つです。

  • 6.25kWhの大容量蓄電池
  • 積雪地域でも設置可能
  • 3つのモードでお得に節約・節電

蓄電容量が大きいものや積雪地帯での設置をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

【カネカの蓄電池】

型番KNK55228ASYSーNA
サイズW927mm×H1170mm×D350mm
蓄電容量6.25kWh
使用温度範囲-20°C~40°C
保証期間15年

6.25kWhの大容量蓄電池

カネカの蓄電池は、蓄電容量6.25kWhと大容量です。

蓄電容量6.25kWhだと、530W分の家電を約11.8時間連続使用できることになり、停電時でも半日近くいつもどおりの生活を送れます。

【一般家庭の電力消費】

家電消費電力量
冷蔵庫40W
照明30W
テレビ60W
エアコン400W
合計530W

蓄電容量とは、蓄電池本体に貯めておける電力量であるため、実際に蓄電池から使える電力の量は、通常蓄電容量よりも少なくなります。

蓄電池を購入する時は大容量であればあるほどよいと思いがちですが、容量が大きいほど蓄電池の価格が高くなるため、必要な量で十分です。

ご自宅の「いつも通りの生活」で、使用している家電の消費電力量を合計して、蓄電容量と照らし合わせてみましょう。

積雪地域でも設置可能

カネカの蓄電池は、使用温度範囲が-20°C~40°Cとなっており、寒い地域にも対応しています。

寒冷地域や積雪地域では、冬の太陽光発電量の心配やパネルの維持管理が大変なイメージがあります。

カネカの瓦一体型太陽電池「VISOLA」は、垂直積雪量150㎝まで対応できるため、積雪地域でも蓄電池とあわせて太陽光設備の設置が可能です。

3つのモードでお得に節約・節電

カネカの蓄電池には、3つのモードが標準搭載されています。

モード概要メリット
経済優先モード・電気料金の安い深夜に電力を購入し、蓄電池を満タンにする
・夕方~夜間に蓄電池の電力を使用し、不足分は購入する
昼間の電力購入費を抑えられる
環境優先モード・昼間に蓄電した電力を使って昼間の消費を補う
・昼間使いきれなかった電力は蓄電池に充電され、蓄電池が満タンになると余った分は売電される
・夜間は昼間充電した電力を消費
購入電力量を抑えられる
蓄電優先モード・深夜電力を充電し、常に蓄電池容量を満タンにしておける停電時に活躍する

3つのモードを、暮らし方にあわせて使い分けることで、節約・節電が可能です。

カネカの瓦一体型太陽電池「VISOLA」の特徴

カネカは、蓄電池と併用できる太陽電池も有名で、特に瓦一体型太陽電池「VISOLA(ヴィソラ)」は代表製品です。

  • 積水ハウスでも採用された美しいデザイン
  • 太陽光発電効率は10%弱だが技術は確か
  • 蓄電池との併用で節約・節電効率アップ

大きな特徴を3つ、くわしく解説します。

積水ハウスでも採用された美しいデザイン

カネカの「VISOLA」は、瓦と同様のサイズや意匠性を備えた太陽電池で、積水ハウスにも採用されています。

通常、瓦屋根の上にパネルを設置すると、瓦の色やデザインは見えなくなり、日本ならではの外観が損なわれます。

「VISOLA」は瓦の間に並べられるため、デザイン性を維持したまま太陽光発電設備の設置を可能としました。

ただし既存住宅に設置する場合は、設置箇所における瓦の張り替えが必要となるため、新築時の導入がおすすめです。

太陽光発電効率は10%弱だが技術は確か

「VISOLA」は、瓦一体型のデザイン性を最大の特徴としているため、太陽光発電効率が10%弱とやや低い傾向にあります。

瓦一体型パネルの場合、通常のパネルよりも熱がこもりやすいため、発電効率が落ちるといわれています。

これに対して据置型パネルの「GRANSOLA(グランソーラ)」は、セル実効変換効率21.3%と、非常に高い変換効率を記録しました。

これはカネカの技術と単結晶シリコンを融合した自社開発のセルのおかげであり、カネカの高い技術力の証明でもあります。

デザイン性を優先する場合は「VISOLA」、発電効率を優先する場合は「GRANSOLA」がおすすめです。

蓄電池との併用で節約・節電効率アップ

「VISOLA」は据置型のパネルに比べて発電効率がやや低いため、蓄電池との併用によって、節約・節電効率のアップを期待できます。

蓄電池に深夜電力を貯めておけば、昼間の太陽光発電による生成電力が少なくても、電気料金の高い昼間の電力購入量を最小限に留められます。

このように、カネカ蓄電池の「経済優先モード」をうまく活用することで、発電効率の低さを補いながら高いデザインを取り入れることが可能です。

カネカの蓄電池がおすすめの人

カネカの蓄電池は、次の人におすすめです。

  • これから太陽光発電システムを新たに導入する人
  • 既設の太陽光発電システムのパワコンの取替予定がある人
  • 新築で「VISOLA」を導入予定の人

カネカの蓄電池は、太陽光発電システムとの併用によって効果を発揮します。

そのため、太陽光発電システムを導入済みまたはこれから導入する人の選択肢の1つとなるでしょう。

パワコンが寿命を迎えて新たなパワコンと蓄電池をお探しの場合は、既設の太陽光設備との相性を考える必要があります。

カネカの蓄電池と既設の太陽光設備との相性を知りたい場合は、プロに相談するのがおすすめです。

ミライでんちは、多数の蓄電池と太陽光発電設備の商品販売や施工を承ってきた実績があります。

ご自宅の太陽光発電設備にあう蓄電池をお探しなら、ぜひ一度お問い合わせください。

カネカの蓄電池・太陽光発電システムについてよくある質問

カネカの蓄電池・太陽光発電システムについてよくある質問に、ミライでんちがお答えします。

カネカの太陽光発電システムの施工期間はどれくらいですか?

販売店舗や設置業者、導入製品によっても異なりますが、カネカの太陽光発電システムの施工期間は最短3ヵ月です。既設住宅に「VISOLA」を導入する場合は、リフォーム工事をともなうため、施工期間が長くなる場合があります。

カネカの蓄電池の寿命は何年ですか?

カネカの蓄電池の寿命は約10年で、充放電回数に換算すると約3,600回です。太陽光発電システムのパワコンや蓄電池の寿命は、大体10年前後が寿命だといわれています。10年ごとに買い換えることを想定し、予算と要望にあった設備を導入しましょう。

まとめ:カネカの蓄電池の導入ならミライでんちにご相談を

カネカの蓄電池の特徴は主に下記の3つで、瓦一体型太陽電池「VISOLA」をはじめとする太陽光発電システムとの併用がおすすめです。

  • 6.25kWhの大容量蓄電池
  • 積雪地域でも設置可能
  • 3つのモードでお得に節約・節電

特に発電効率が低めの「VISOLA」は、蓄電池との併用で節約・節電効果のアップが期待できます。

発電効率が気になる場合は、カネカ製品のなかでも発電効率の高い「GRANSOLA」を検討してみてください。

ミライでんちでは、多数のメーカーの蓄電池・太陽光発電設備を取り扱っており、ご自宅にあったメーカーの製品をご紹介できます。

カネカの蓄電池以外にマッチする製品があるかもしれませんので、お気軽にお問い合わせください。

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