【大和ハウス標準採用】エリーパワーの蓄電池は寿命が長い!システムの性能を紹介!
エリーパワーは、日本の蓄電池の開発・製造をしている会社で、現在では大和ハウスにも標準採用されています。安全性の高い蓄電池を作っているため、国産の安全な蓄電池を求めている方におすすめです。
当記事ではエリーパワーの特徴・メリット・デメリットなどを紹介しますので、ご家庭に合った蓄電池選びの参考にしてください。
目次
エリーパワーってどのような会社?
エリーパワーとは、2006年に設立された大型リチウムイオン電池および蓄電システムの開発・製造・販売をおこなっている企業です。
エリーパワーの蓄電池は、世界トップレベルの安全性を持つと評価されており、大和ハウス向けに家庭用定置型蓄電システムを提供しています。蓄電池の保証制度も充実しているのが特徴です。
当社は、YouTubeチャンネルを運営しており、蓄電池の使い方を紹介しています。はじめて蓄電池を買う方はぜひ、一度ご覧になってみてください。
エリーパワー株式会社 (ELIIY Power) – YouTube
エリーパワーの蓄電池システムのメリット3つ
エリーパワーの蓄電池は、当社の高い技術力で製造されており、「高い安全性」「長寿命」「温度耐性が広範囲」という3つの特徴があります。
①【高い安全性】厳しいテストに合格している
エリーパワーの最大の特徴は、その安全性にあります。国際的認証機関「テュフラインランド」の安全性試験に世界ではじめて大型リチウムイオン電池として合格しているため、世界トップクラスの安全性を担保しているといっても過言ではないでしょう。
さらにエリーパワーの蓄電池は、安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。地震や火災などの事故を想定した安全性試験では、11項目の項目をクリアしているのです。
②【長寿命】エリーパワー蓄電池の寿命は「15年」!
蓄電池は高価な商品ですが、寿命があるので購入時はきちんと確認しておかなければなりません。
エリーパワーの蓄電池は、使用開始から10年間フルで稼働させても、蓄電容量保持率は80%です。15年経過後も蓄電容量保持率70%を保っており、15年経っても寿命が続きます。
③【温度耐性抜群!】-20℃から60℃の温度で使用可能
エリーパワー製蓄電池の使用可能温度範囲は「-20℃〜+ 60℃」までといわれています。
日本は南北に長い地形なので、寒冷地もあれば、夏場に非常に高温になる地域もあるでしょう。どんな地域でもエリーパワーの温度特性に優れた蓄電池を選んでおくと安心です。
エリーパワー蓄電池のデメリット
エリーパワーは優れた蓄電池メーカーですが、デメリットもあるので紹介しておきます。
インターネットに出回っている情報が少ない
エリーパワーの蓄電池のデメリットとして挙げられるのは、「インターネットに出回っている情報が少ない」という点です。検索してもエリーパワーの公式ホームページ以外に、詳しく書いてあるサイトがあまりありません。
蓄電池の詳細情報については、専門家に聞くことが最も確かです。ミライでんちでは、蓄電池購入の相談を承っていますので、知りたい情報があれば、お気軽にお問合せください。
販売店ごとに価格に差があること
そして、「販売店ごとに価格に差があること」もデメリットのひとつでしょう。オープン価格になっているので、1店舗ずつ問い合わせをして比較しなければいけない不便さがあります。気になる方は、エリーパワーの公式ホームページを見たり、複数の販売店に足を運んだりする必要があります。
参照:エリーパワー「製品一覧」
取り扱っている販売店が少なく比較しづらいこと
当社の公式ホームページでは、「小型蓄電システム販売台数No.1(※2017~2021年度実績)」と書かれています。しかし詳細を見てみるとクライアントはハウスメーカー、警備会社などの大手企業、自治体が多いようです。
一般住宅用の蓄電池を扱っている販売店が少ないのかもしれません。
エリーパワー蓄電池の製品ラインナップ(住宅用)
ここからはエリーパワーが扱っている一般住宅用蓄電池を紹介します。蓄電池は連結方法の違いにより「スタンドアローン型」と「系統連系型」にわかれます。それぞれの特徴を確認しながら、ご家庭に合ったタイプを選んでみてください。
連結タイプ | パワコン | 価格 | 設置場所 | |
スタンドアローン型 | 蓄電池の コンセント | × | 低め | 屋内外 |
系統連系型 | 家の中の コンセント | 〇 | 高め | 屋外 |
スタンドアローン型
スタンドアローン型は、蓄電池のコンセントから電気を使用するタイプです。文字通り独立して動くタイプを指します。パワーコンディショナーがついておらず、コンセントから充電します。
系統連系型と比べると容量が小さいため、値段も安価で簡単な工事で済むというメリットがある反面、太陽光発電で作った電力を操作できないのがデメリットです。屋内外どちらに設置するタイプもあります。
POWER YIILE HEYA S(パワーイレ・ヘヤ・エス)
POWER YIILE HEYA S(パワーイレ・ヘヤ・エス)は、キャスターがついているポータブルバッテリーシステム。ポータブルバッテリーシステムのメリットは、停電対策ができるという点です。
蓄電容量は1.3kWh、出力は500Wです。
停電時には、自動で蓄電池からの電力供給に自動的に切り替わるので、非常時に複雑な操作がいりません。
LTEを搭載したM2Mルーターである「無線通信機器」を標準搭載しているため、システム稼働状態のモニターを確認することやIoTサービス、VPP(仮想発電所)機能にも対応しています。
寸法 | 【幅】658mm ×【奥行】270mm ×【高さ】472mm |
参照:POWER YIILE HEYA S(パワーイレ・ヘヤ・エス)のカタログ
POWER YIILE HEYA(パワーイレ・ヘヤ)
POWER YIILE HEYA(パワーイレ・ヘヤ)は、コンパクトな壁掛けタイプの蓄電池システム。マンションやアパートなどの限られたスペースに設置するのにぴったりです。
蓄電容量は1.3kWh、出力は500Wです。
POWER YIILE HEYA S(パワーイレ・ヘヤ・エス)と同じく、停電時には自動で蓄電池からの電力供給に切り替わります。
「無線通信機器」を標準搭載している点も同じで、稼働状態のモニター確認やIoTサービス、VPP(仮想発電所)機能にも対応しています。
寸法 | 【幅】650mm ×【奥行】150mm ×【高さ】390mm |
参照:POWER YIILE HEYA(パワーイレ・ヘヤ)のカタログ
POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー)
POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー)は、キャスターがついているポータブルバッテリーシステムです。
こちらはエリーパワーが2010年にはじめて発売した室内用ポータブルバッテリーシステムの3代目で、サイズはコンパクトになりましたが、機能は大きく進化しました。もちろん停電時にも備えられます。
蓄電容量は2.5kWh、出力は1.5kVAと小型ながら、パワーのある蓄電池です。システム効率が向上したことにより、静音化も実現しています。
また、POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー)には、企業や個人に向けて提供するWebサービスである「エリークラウド」を搭載しているのが特徴です。スマートフォンやタブレットから、動作モードの変更をおこなえます。
POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー)は、一般住宅用にも法人用にもお使いいただける蓄電池です。
寸法 | 【幅】320mm ×【奥行】585mm ×【高さ】514mm |
参照:POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー)のカタログ
系統連系型
系統連系型は、家の中のコンセントに電気が流れていくタイプです。
系統連系型は、電力会社の電力系統に直接蓄電システムを連結できます。パワーコンディショナーがついているので、高レベルのシステム制御が可能です。一方で、価格はやや高めなのがデメリットです。
系統連系型は、基本的に屋外設置となっています。
POWER iE5 GRID(パワーイエ・ファイブ・グリッド)
POWER iE5 GRID(パワーイエ・ファイブ・グリッド)は、停電時に特定負荷のみでなく、家中のコンセントで電力が使える全負荷対応モデルです。
停電時には、最大5.5kVA、200V出力対応してくれ、設置後でも蓄電池ユニットをもうひとつ増やせるというメリットがあります。長引く停電を危惧している方やご家族が多く、停電時の電力不足に不安がある方におすすめです。
運転モードも「節エネモード」「スマートモード」「ノーマルモード」「蓄電モード」の4つに切り替えられ、ご家庭にフィットしたモードを、その都度選択できます。
寸法 | パワコン | 【幅】445mm ×【奥行】198mm ×【高さ】698mm |
蓄電池 | 【幅】610mm ×【奥行】300mm ×【高さ】991mm |
参照:POWER iE5 GRID(パワーイエ・ファイブ・グリッド)のカタログ
POWER iE5 Link(パワーイエ・ファイブ・リンク)
POWER iE5 Link(パワーイエ・ファイブ・リンク)は、大型リチウムイオン電池の「蓄電システム」と太陽光発電システムのパワーコンディショナーを一体化したシステムです。
蓄電容量は5.4kWhと10.8kWhの2タイプです。
太陽光発電と蓄電池が自動で連携するため、効率よく電力供給できます。もちろん蓄電池単独でもお使いいただけます。パワーコンディショナーは、壁掛けができるのでスペースをとりません。
寸法 | パワコン | 【幅】487mm ×【奥行】200mm ×【高さ】681mm |
蓄電池 | 【幅】550mm ×【奥行】300mm ×【高さ】991mm |
参照:POWER iE5 Link(パワーイエ・ファイブ・リンク)のカタログ
エリーパワー蓄電池の製品ラインナップ(法人・産業用)
この記事をご覧になっている方のなかには、「法人・産業用」の蓄電池を探されている方がいるかもしれません。産業用蓄電池は、家庭用蓄電池と同じく災害時に電力を確保する目的のほか、昨今の高まる電気料金を削減したいという思いもあるでしょう。
スタンドアローン型
エリーパワーが扱っている産業用蓄電池の「スタンドアローン型」を2つ紹介します。
POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー)
こちらは「住宅用」のスタンドアローン型でも紹介した「POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー)」です。こちらは法人用でもご使用いただけます。
商品説明は、「エリーパワー蓄電池の製品ラインナップ(住宅用)」の欄の「POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー)」をご覧ください。
参照:エリーパワー「POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー)」
Power Storager D20(パワーストレージャー・ディー・トゥエンティ)
Power Storager D20(パワーストレージャー・ディー・トゥエンティ)は、一般家庭向けの家電製品の2つ穴コンセントに対応する「単相100V」および3つ穴コンセントの「単相200V」、業務用の大型電気機器に電気を送る「三相200V」を使えますので、多様な設備への電力供給ができます。
蓄電容量は、21.7kWh~65.1kWh(21.7kWh単位)です。
またPower Storager D20(パワーストレージャー・ディー・トゥエンティ)は、「無瞬断UPS」を搭載しています。「無瞬断UPS」を搭載したPower Storager D20(パワーストレージャー・ディー・トゥエンティ)は、停電や落雷・雪害などで瞬間的に電圧が低下した際に、蓄電池に蓄えられた電力を供給する働きを持っています。
常時インバーター方式のため、瞬断時間がなく常に安定した電力を供給し続けられるのも特徴です。
寸法 | 21.7kWh | 【幅】1450mm ×【奥行】1950mm ×【高さ】750mm |
43.4kWh | 【幅】2050mm ×【奥行】1950mm ×【高さ】750mm | |
65.1kWh | 【幅】2650mm ×【奥行】1950mm ×【高さ】750mm |
参照:Power Storager D20(パワーストレージャー・ディー・トゥエンティ)のカタログ
系統連系型
エリーパワーが扱っている産業用蓄電池の「系統連系型」を紹介します。
Power Storager X(パワーストレージャー・エックス)
Power Storager X(パワーストレージャー・エックス)は、太陽光パワーコンディショナを内蔵しているため、蓄電池との連携によって電力を安定的に供給できます。もちろん停電時にも対応しています。
蓄電容量は、16.2kWh~129.6kWh(16.2kWh単位)です。
太陽光発電入力電圧範囲が広いため、接続できる太陽光パネルの種類が増えます。
災害時に備えたバックアップ電源を確保したい方、ピークシフト・ピークカットを実現したい方もご利用いただけます。三相入力で三相・単相出力のため、多くの施設や設備へ対応可能です。
寸法 | 10kW屋内 | 【幅】1714mm ×【奥行】1930mm ×【高さ】740mm |
10kW屋外 | 【幅】1800mm ×【奥行】2060mm ×【高さ】1090mm | |
20kW屋内 | 【幅】1900mm ×【奥行】1930mm ×【高さ】740mm | |
20kW屋外 | 【幅】1800mm ×【奥行】2060mm ×【高さ】1090mm |
参照:Power Storager X(パワーストレージャー・エックス)のカタログ
【まとめ】エリーパワーの蓄電池も候補のひとつに!
蓄電池は、ご家庭・法人の電力使用量やライフスタイルに合わせて性能を確認することが必要です。
エリーパワーの蓄電池は安全性に優れており、耐用年数も長いため、安心してお使いいただける製品です。ぜひ蓄電池を購入する際の候補のひとつとして、ご検討ください。
なお、ミライでんちでは、太陽光発電や蓄電池といった再生可能エネルギーを活用した、電気を自給自足できる生活をご提案しております。蓄電池導入に際しての補助金の活用方法についても無料でアドバイスをおこなっておりますので、お気軽にお問合せください。