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更新日:2023年10月26日

【検討者向け】太陽光発電で後悔しないための対策7選!トラブルの原因も詳細に解説

太陽光発電について

太陽光発電は数百万円も必要な大きな買い物であるため、導入して後悔したくはないでしょう。しかし、太陽光発電選びや設置場所・環境などが原因でトラブルに発展し、後悔してしまったという方もいるのが実際のところです。

このようなトラブルを避けるために、事前に必要な情報を集めておき、対策を講じておく必要があります。対策しておくだけでもトラブルを未然に防げ、太陽光発電の多くのメリットを活用できます。

この記事では、検討者向けに太陽光発電で後悔しないための対策について、トラブルの原因も交えて解説します。

目次

【結論】太陽光発電で後悔するトラブルと後悔しないための対策とは?

太陽光発電の導入でメリットやデメリット、仕組みやリスクなどを把握しておかなければ、予想もしていないトラブルに巻き込まれるかもしれません。ただ、このようなトラブルは知っておけば、未然に防げるものも多くあります。

ここでは、太陽光発電で後悔するトラブルと後悔しないための対策について、簡単にまとめました。それぞれの詳細は次から解説しますので、まずは全体像を把握しておきましょう。

トラブル原因対策
①太陽光発電の発電量が少ない立地や環境が悪い立地や環境を把握して、検討する
②初期費用が思った以上に高い本体価格以外に必要な費用を把握していない初期に必要な価格をシミュレーションしてもらう
③メンテナンス費用がかかる導入する段階でメンテナンスを把握していない想定されるメンテナンス費用を見積ってもらう
④太陽光発電が壊れてしまった災害や故障などのトラブルを想定していないメーカー保証や保険で備える
⑤蓄電池を活用できていない必要以上の容量で導入してしまった電力の使用量も把握して、導入を検討する
⑥近隣住民からクレームが来る周辺の環境を考慮できていない事前に周辺環境も踏まえた現地調査をおこなってもらう
⑦業者にいわれるとおりにしたら失敗した信頼できる業者かを確認していない複数の業者からアドバイスをもらってから選ぶ

「太陽光発電で後悔した…」の7つのトラブルを原因と対策にわけて解説

そもそも「太陽光発電で後悔した…」というトラブルは、事前にそのトラブルに関する情報がなく、対策を講じていないばかりに発生してしまいます。これは「対策をしていれば、未然に防げること」を意味しており、これから太陽光発電を導入するのであれば想定すべきトラブルともいえるでしょう。

ここでは、太陽光発電で後悔したトラブルの原因と対策について、詳細に解説します。

①太陽光発電の発電量が少ない

太陽光発電を導入する際には、業者に見積もりやシミュレーションを出してもらい、どれくらいの発電ができて、どれくらいの売電収益が得られるかを確認します。しかし、実際に導入してみたら、シミュレーションよりも発電量が少なくなってしまい、想定していた収入が得られないケースがあります。

原因:立地や環境が悪い

太陽光発電の発電量がシミュレーションどおりにならない原因は、立地や環境を考慮していない点が考えられるでしょう。特に、日光を遮る建物や木などがあれば、太陽光発電で生み出せる発電量も抑えられてしまいます。

対策:立地や環境を把握して、検討する

この事態を避けるためには、自宅の立地や環境を考慮したシミュレーションを出してもらうのが最も効果的です。ただ、業者も現地調査をしなければ不明な場合も多いため、あらかじめ自身で把握したうえで業者に立地や環境の状態をありのままに伝えましょう。

②初期費用が思った以上に高い

太陽光発電を導入する際に、業者に初期費用の見積もりを出してもらえますが、想定外の対応やオプションの追加などで初期費用が膨らむケースがあります。

原因:本体価格以外に必要な費用を把握していない

太陽光発電の導入には、太陽光パネルの本体以外にも設置工事の費用やほかの対応に必要な費用などのさまざまな費用が必要です。そのため、導入に際しては本体価格以外にもさまざまな費用が必要な旨を把握しておくのが大切です。

対策:初期に必要な価格をシミュレーションしてもらう

基本的にはすべての初期費用を踏まえて業者は見積もりを出しますが、悪徳業者の場合には含めずに安い価格だけを提示する可能性も否定できません。そのため、必ず業者から出された見積書は、目の前で確認しておき、不明な点や確認しておきたい点はすぐに業者に確認しましょう。

関連記事:蓄電池の見積書で見るべき重要なところは?信頼できる業者の選び方も紹介 

なお、別記事で太陽光発電・蓄電池の初期費用をシミュレーションしていますので、参考にしてください。

関連記事:【最新】太陽光発電と蓄電池のセット価格は?相場やメーカー別価格も紹介!

③メンテナンス費用がかかる

太陽光発電を使用する際には、導入時に必要な費用以外にもメンテナンス費用が必要な場合があります。このメンテナンス費用も安価ではないため、定期的に費用が必要となり、「後悔した…」というトラブルに発展します。

原因:導入する段階でメンテナンスを把握していない

まず、この事態の原因は、初期費用以外に必要な費用を把握していない点が挙げられます。定期的なメンテナンスの費用やメンテナンスの回数、また長期的な見積もりを出してもらってないことから、このようなトラブルが起こってしまうため注意が必要です。

対策:想定されるメンテナンス費用を見積ってもらう

想定されるメンテナンスがどれくらいの金額なのかを事前に確認し、初期費用以外の見積もりも出してもらうのがおすすめです。業者によっては、初期費用のなかに定期メンテナンスの費用も含まれているものもあります。そのため、このような業者を探すのも、長期的な費用を節約するためには必要です。

④太陽光発電が壊れてしまった

太陽光発電は屋外に設置するものであるため、落雷や台風などによって破損・滅失してしまうリスクがあります。また、突然の故障によって太陽光発電が使えなくなる事態もありうるでしょう。

原因:災害や故障などのトラブルを想定していない

災害や故障などのトラブルは予期しない形で発生してしまう大きなリスクです。しかし、このようなリスクを想定していなければ、もし災害や故障などで太陽光発電が使えなくなった場合に、多額の費用を払って修理や交換をしてもらわなければなりません。これは想定せず、何も対策をしていなかったために起こるトラブルです。

対策:メーカー保証や保険で備える

基本的には太陽光発電を導入した際には、メーカーの保証が10〜15年程度の期間付いています。このメーカー保証では、自然に発生した故障などに対応しており、自然災害などは別途備える必要があります。

太陽光発電や蓄電池を補償する保険も用意されており、契約時に加入しておくのも可能です。このような保険で災害や事故による故障にも備えておきましょう。

⑤蓄電池を活用できていない

太陽光発電以外にも蓄電池をセットで導入して、後悔してしまう声もありました。これは導入した蓄電池のメリットを活かせないまま、運用してしまうと起こりうるトラブルとなります。

原因:必要以上の容量で導入してしまった

蓄電池には、太陽光発電で生み出した電気を蓄え、必要なときに使用するための役割があります。しかし、この蓄電池の役割を理解せず、業者におすすめされた機器や容量を導入してしまえば、蓄電池をフル活用できないようなトラブルへと発展してしまいます。

対策:電力の使用量も把握して、導入を検討する

蓄電池は、生活の状況や目的に合った機器を選び、導入する必要があります。そのためには、自身の生活における電力の使用量を把握し、必要以上の性能にならないように業者に相談して検討するのがおすすめです。

⑥近隣住民からクレームが来る

太陽光パネルは日光を反射してしまう場合があり、これが原因で近隣住民からクレームが来る事態があります。また、パワーコンディショナーが稼働している際の音が騒がしく、クレームに発展するケースもあり注意が必要です。

原因:周辺の環境を考慮できていない

このような事態は、自宅の周辺環境を考慮できていない点から発生しているトラブルです。また、導入時にも近隣住民に太陽光発電を導入する旨を伝えていないのもトラブルの一因といえるでしょう。

対策:事前に周辺環境も踏まえた現地調査をおこなってもらう

まず、近隣住民からのクレームを防ぐためにも、事前に周辺環境を顧慮した現地調査を業者におこなってもらうのがおすすめです。太陽光パネルの向きや角度を調整してもらえば、反射した光が近隣住民を襲う事態を避けられます。

また、設置工事の前に近隣住民に太陽光発電を導入する旨の連絡をおこなっておくのも効果的でしょう。

⑦業者にいわれるとおりにしたら失敗した

トラブルは業者によっても引き起こされる場合があり、業者選定にも注意が必要です。例えば、契約時の説明と実際の契約内容が異なっている場合や伝えられた金額以上に初期費用が必要になった場合などがあります。

原因:信頼できる業者かを確認していない

このような業者によるトラブルは、業者選定の段階で誤っているケースが多くあります。例えば、事業を始めて間もない業者であれば、経験やノウハウがないためトラブルになりやすい傾向にあります。また、悪徳業者と契約してしまってトラブルになるケースもあるため、特に業者選定には注意が必要です。

対策:複数の業者からアドバイスをもらってから選ぶ

太陽光発電・蓄電池の導入にあたっては、1社だけにまかせるのではなく、複数社からのアドバイスをもらったうえで業者を検討しましょう。特に、見積書やシミュレーションをもらえれば、それぞれの業者を比較でき、初期費用やサービスの兼ね合いで検討可能です。

太陽光発電で後悔してしまうのは「知識がないから」!適切な業者選びの3つのコツ

太陽光発電で後悔してしまう方の多くは、知識や情報がないままに行動してしまったのが原因といえます。しかし、太陽光発電に必要な知識は専門的なものも多く、情報を得るにも一苦労します。

そのため、太陽光発電を導入する際には「信頼できる業者」に頼りましょう。ここでは、適切な業者選びのコツについて、以下の3点を解説します。

  1. 業者の導入実績やサービスを把握しておく
  2. 口コミや評価を確認する
  3. 自身の目的や状況に合った提案をしてもらえるかを確認する

①業者の導入実績やサービスを把握しておく

まず、業者そのものに経験やノウハウがあるかを確認するために、導入実績やサービス内容を確認します。導入実績が多ければ、過去の事例から自身に合った提案もしてもらえるため、導入時のイメージがしやすくなります。

②口コミや評価を確認する

口コミや評価は「利用者のリアルな声」であるため、その業者の客観的な情報を知ることができます。まとめサイトやSNSなどで簡単に調べられますので、業者選びの1つの判断材料にするのがおすすめです。

③自身の目的や状況に合った提案をしてもらえるかを確認する

さまざまな事例があったとしても、自身の目的や状況に合ったものでなければ導入する意味がありません。業者によっては営業のノルマがあるため、高額な商品・サービスを売りつけるケースもあるため注意が必要です。

まとめ:「太陽光発電をつけてよかった」と思うためには、下調べが大切

太陽光発電はその役割・仕組みなどを知って導入すれば、電気代の節約や売電収益の獲得などの多くのメリットを受けられます。「太陽光発電をつけてよかった」と思うためにも、下調べをしっかりと重ねたうえで導入を検討しましょう。

ミライでんちでは太陽光発電や蓄電池といった再生可能エネルギーを活用した、電気を自給自足できる生活をご提案しております。

太陽光発電・蓄電池の導入に際しての補助金の活用方法についても無料でアドバイスをおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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