【撤退?】パナソニックの太陽光の評判・口コミは?メリット・価格を紹介!
パナソニックは2021年に太陽光システムの生産を撤退したものの、国内外で太陽光システムの販売を継続しています。また、島根工場では太陽電池セルの生産は終了しましたが、パワーコンディショナーや蓄電池の生産は継続されています。
一方で、パナソニックの販売する太陽光システムがどのような特徴があるのか、どのような性能なのか、また、導入すればどのようなメリットがあるのかを知っている方は多くありません。
本記事では、パナソニックの太陽光パネルに焦点をあて、特徴やメリットを紹介します。実際に導入した人の口コミや評判を知りたい方はぜひご覧ください。
目次
【前提】パナソニック太陽光パネルの特徴
パナソニックの太陽光パネルは変換効率と発電量の高さにより、多くの人々に支持されています。その特徴のなかでも、特に、注目されるのは天候に左右されにくい特性がある点で、従来品よりもより多くの売電収入を得られるでしょう。
ここでは、パナソニックの太陽光パネルの特徴を詳しく紹介します。
- 発電効率が高い
- 高温でも安定した性能を発揮
- モニターやアプリで電気の見える化を実現
- 蓄電池とのセットの価格は「約490万円」
①発電効率が高い
パナソニック太陽光では、従来の太陽光パネルのモジュール変換効率が13.5%であるのに対し、現在販売されている「HIT」は19.9%と高い効率を実現しています。このようにパナソニックでは従来の太陽光システムよりも、変換効率が高い省エネルギー化に成功しました。
また、パナソニックの太陽光パネルのパワーコンディショナー(PVC)では、曇りの日や雨の日でも効率的にエネルギーを変換でき、常に安定した発電が可能です。
②高温でも安定した性能を発揮
一般的な太陽光パネルは、直射日光を浴びることで高温になり、発電効率が低下してしまいます。具体的に温度が1度上がると、発電量が0.5%ずつ低下し、真夏は最大時に比べて30%近くも発電量が減ってしまう可能性があるのです。
一方で、パナソニックの太陽光パネルは、高温時に発電量が低下してしまう問題を解決し、高温の状態でも効率的に発電できます。これは、高温環境下での発電効率を向上させるための独自の技術があるためです。
③モニターやアプリで電気の見える化を実現
パナソニックの太陽光パネルは、家に設置されたモニター(AiSEG2)やスマートフォンのアプリ(スマートHEMSサービス)を通じて、太陽光発電と蓄電池を利用した電力の状況をリアルタイムで確認できます。
この機能により、外出先からでも自宅の太陽光発電の状況や自給率もチェックできるでしょう。例えば、エアコンや照明など、電力を多く消費する機器を見つけ、効率的な節電策を立てられます。
④蓄電池とのセットの価格は「約490万円」
パナソニックの太陽光パネルと蓄電池のセットは、約490万円です。
蓄電池とソーラーパネルを同時に購入すると、製品以外にも工事費用などが増えてしまいます。しかし、後付けで蓄電池を設置するよりも費用を削減できるだけでなく、補助金を利用しやすい点がメリットとなります。
機器 | 価格 | |
太陽光発電 | Modulus MS240α(4.0kW) | 3,179,000円 |
蓄電池 | LJB1156(5.6kW) | 1,710,000円 |
合計 | 4,889,000円 |
関連記事では、太陽光パネルと蓄電池のセットに関してさらに詳しく紹介しているため、気になる方は参考にしてください。
関連記事:【最新】太陽光発電と蓄電池のセット価格は?相場やメーカー別価格も紹介!
パナソニックの太陽光にはどういう評判・口コミがある?
評判や口コミを参考にすると、公式サイトや設置業者からは得られない、実際に設置している人の意見を確認できます。
ここでは、パナソニックの太陽光のよい評判や口コミと悪い評判や口コミに分けて確認しましょう。
よい評判・口コミ
新築時に瓦一体型の太陽光パネルにし、12年住んでますが何も問題ないですよ。
— まさ (@7lMXMqX5tVvJghU) May 4, 2024
パナソニック製です。
あと蓄電池付けなければバッテリー関係ないですよ。
あと自分の家は、発電した電気はリアルタイムに売るか使うかです
【蓄電池後付け対応のパワーコンディショナー、Panasonic】
— サラ30@1級建築士勉強中 (@sala83307595) May 24, 2021
従来のパワコンは蓄電池設置には対応しておらず、蓄電池を後付けする場合はパワコンの交換が必要でした。蓄電池がもう少し安くなってからつけたいという方にはよい商品です。
★設置できる太陽光パネルが限定されてしまうのか不明です。 pic.twitter.com/PRCnAw00K5
太陽光パネル設置完了
— ぱぱし (@koukunspapa) April 6, 2023
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
既存Panasonic 2.76kw(東面)に追加で、
マキシオン 4.0kw(西面)を搭載。
(パワコンはEIBS7 5.5kw)
夕方近い雲間の太陽でも
4.1kw叩き出しててビビったw
晴天日中だったら合計5kw以上出るかも?#太陽光パネル#増設#マキシオン#maxeon pic.twitter.com/Fbih8KSo8S
パナソニックの太陽光のよい評判・口コミをみると、「長く使用しているが問題なく使えている」「天気が悪いときも発電効率がよい」などがありました。
パナソニックでは、太陽光発電と蓄電池の連携を円滑におこなうための創蓄連携システムがあります。このシステムを使えば、効率的に運用できます。
初期費用を抑えながら太陽光システムを導入したいが、あとからパワーコンディショナーの追加も検討している方にはおすすめです。
さらに、天候に左右されずに効率よく発電できる点も特徴です。
悪い評判・口コミ
パナソニックから太陽光パネルの電話かかってきたな🙄
— Bear🐻❄️Heart (@BearHeart_168) April 21, 2024
しかも、年寄りをターゲットにしてるみたいな感じw🤣
いろいろ質問してきたけど個人情報を教えるつもりはないからw。 https://t.co/vpKRKVd68k
パナソニックってそもそも太陽光パネルの生産とかから撤退してなかったっけ
— ととろてん@アオアシカツオドリ (@tororo_mugimesi) March 31, 2024
パナソニックの太陽光の悪い評判・口コミをみていくと、「営業電話がよくかかってきてイメージがよくない」ことや「一度、撤退しているのでは?」などの評判や口コミがありました。
たしかに、2021年2月、パナソニックはHITシリーズの生産終了を発表し、2022年4月には太陽光パネルの受注も終了しています。しかし、引き続き太陽光パネルの販売をおこなっており、カナディアンソーラーのOEMであるMPシリーズや新しいModulusシリーズを提供しています。
HITシリーズは在庫がある限り販売を続けているので、気になる方は販売店やメーカーに問い合わせするとよいでしょう。
また、パナソニックに限らず、太陽光システムの導入を勧める悪徳業者は一定数存在します。関連記事で詳しく紹介しているので、正しい知識を身につけたい方は参考にしてください。
関連記事:蓄電池の営業がしつこい!悪徳業者の見分け方や蓄電池の正しい基礎知識を徹底解説!
パナソニックの太陽光のメリットとは?
パナソニックの太陽光HITは、他の太陽光と比べて多くのメリットがあります。特に、気温が高い地域でも安定した電力を発電可能な点が魅力的でしょう。また、気温が高くなる夏場になると、一般的な太陽光は発電能力が低下してしまいがちですが、HITは十分な電力を発電できます。
ここでは、パナソニックの太陽光HITのメリットを紹介します。
- 高温でも発電量が見込める
- 限られたスペースを有効活用できる
- エネルギー変換効率が業界トップ水準
①高温でも発電量が見込める
一般的な太陽光は、温度が10度上がると、一般的な太陽電池の出力は約4〜5%も低下しますが、パナソニックの太陽光発電では高温環境でも高い発電効率を保つことが可能です。
通常の太陽光パネルは、主にシリコン系と化合物系・有機系に分かれ、パナソニックの太陽光パネルは、アモルファスシリコンの採用によって高い発電効率を実現しています。
一般的な単結晶シリコンは温度に弱い欠点があるが、パナソニックのHITシリーズ独自のシリコンは、この問題を克服しています。そのため、夏場の高温環境でも安定した発電が期待できるのです。
②限られたスペースを有効活用できる
パナソニックの太陽光パネルは、限られたスペースを有効活用するための優れた特徴を持っています。パナソニックのHITは、複数の形状を組み合わせることで、限られたスペースを最大限に活用できるでしょう。
例えば、寄棟屋根の場合、屋根の形状によって太陽光パネルの搭載量が制限されます。しかし、HITパネルではハーフタイプと台形タイプを組み合わせることで、搭載量を増やせ、限られたスペースでもより多くの発電量を得られるでしょう。
また、パナソニックの太陽光パネルで採用されている工法は、モジュールの隙間が少ない工法(PS工法)を採用しています。この工法により、パネルの外観も美しく仕上げられます。
③エネルギー変換効率が業界トップ水準
パナソニックの太陽光パネルは、エネルギー変換効率の高さが業界トップ水準であることも大きな特徴です。
パナソニックの太陽光パネルは、エネルギー変換効率が19%を超えており、他の太陽光パネルと比べて高い数字です。高いエネルギー変換効率は、同じ面積のパネルでもより多くの電力を発電できるため、効率的な発電が可能となります。
パナソニックの太陽光のデメリットとは?
パナソニックの太陽光システムは、高い性能と信頼性で知られていますが、メリットだけでなくデメリットも把握しておきましょう。
特に、高性能な反面、総額が高価になりがちです。そのため、長期的なシミュレーションをおこない、費用的なメリットを考慮する必要があります。
パナソニックの太陽光のデメリットは以下のとおりです。
- 他社のパネルと比べて高価格
- 施工会社によって費用が大きく変わる
①他社のパネルと比べて高価格
パナソニックの太陽光パネルは、他社のものと比べて1kWあたりの平均相場が10万円ほど高くなってしまいます。これは、多くの人々にとっては大きな負担となるかもしれません。
しかし、パナソニックの太陽光発電システムには長期保証が付いています。保証期間内にモジュールの出力値が規定を下回った場合や、初期不良による太陽電池の割れなどが発生した場合には、無料で修理対応してもらえます。
②施工会社によって費用が大きく変わる
パナソニックの太陽光製品は高い効率と耐久性を誇りますが、施工会社によって費用が異なります。
費用が変動する理由は、施工方法や工事費用の違いによるものです。太陽光システムの初期費用を抑えたい方は、複数の販売施工会社を比較して、費用の安い会社を選ぶとよいでしょう。
ただし、太陽光は長期的な利用を前提としているため、単に安いだけでなく信頼できる販売施工会社に依頼することが大切です。太陽光発電の導入を検討する際には、長期的なシミュレーションをおこない、コストパフォーマンスを考えるようにしましょう。
専門業者に依頼すると、設置するための相場や導入費用、節約効果のシミュレーションを教えてくれます。
まとめ:スペースも考えてパナソニックの太陽光を設置しよう
本記事は、パナソニックの太陽光パネルに焦点を当て、特徴やメリットを紹介しました。
パナソニックの太陽光HITは、独自の素材で他の太陽光と比べて、気温が高い地域でも安定した電力を発電できたり、限られたスペースを有効活用できたりする特徴があります。
ただ、太陽光パネルを設置する際には、パネルの設置スペースも考慮する必要があります。また、初期投資費用も高額になることがあるため、予算に合わせて検討するようにしてください。
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