お役立ちコラム

更新日:2023年8月9日

蓄電池の営業がしつこい!悪徳業者の見分け方や蓄電池の正しい基礎知識を徹底解説!

蓄電池について生活お役立ち

蓄電池の導入数が増えるなか、悪質な手口で販売する悪徳業者も増えています。特に、蓄電池の知識があまりない方には、虚偽の情報を教えて騙したり、強制的に購入させたりするケースも少なくありません。

本記事では、蓄電池の悪徳業者の見分け方や蓄電池の正しい基礎知識について解説します。

蓄電池を購入する際の参考として、悪徳業者の見分け方や手口を理解しましょう。

 

【要注意】蓄電池の悪徳業者のトラブルが多発!

増え続ける災害や電気代の高騰、FIT制度期間終了の影響により、蓄電池の導入を検討する方々が増えています。

一方で、悪徳業者によるトラブルも増えています。具体的には、以下のようなトラブルが発生しています。

  • 「今日だけ安くする」等の虚偽の情報で蓄電池の購入をさせる
  • 長時間の勧誘で混乱させる
  • 無理に契約させる

悪徳業者とのトラブルを避けるために、蓄電池の正しい知識を身につけていきましょう。

 

蓄電池の営業がしつこい!悪徳業者の手口を解説

悪徳業者は多種多様な手口を使って混乱させようとします。蓄電池を販売する悪徳業者のよくある手口を理解し、未然にトラブルを防ぎましょう。

ここでは、特に注意すべき手口を以下の5つについて、解説します。

  1. ご家庭の条件やライフスタイルに合わせない
  2. 蓄電池導入の正しい知識を伝えない
  3. 蓄電池の施工費は「無料」と提案してくる
  4. 補助金の案内、申請の代行をしない
  5. 「今なら蓄電池の価格を割引します」というセールストーク

①ご家庭の条件やライフスタイルに合わせない

蓄電池の導入は家庭の環境やライフスタイルによって、最適な選択肢が異なります。悪徳業者の場合、家庭の環境やライフスタイルに配慮せず、無理な提案をします。

悪徳業者の話を鵜呑みにせず、自身の環境家庭やライフスタイルに合わせた提案をしてもらえる業者の話を聞くようにしましょう。

②蓄電池導入の正しい知識を伝えない

蓄電池を導入する際、家庭に合わせた性能や価格帯、設置場所の条件など、さまざまな知識が必要です。悪徳業者の場合、蓄電池導入に関する正しい知識を提供せず、有利な情報ばかりを伝える場合があります。

「蓄電池を買わなければ損をする」や「太陽光発電システムのある家庭は蓄電池が必要」など、間違った情報を提供するおそれもあるため注意が必要です。

③蓄電池の施工費は「無料」と提案してくる

蓄電池は、本体の価格以外にも設置工事費やサービス費用などの費用も必要です。このような必要な費用を伝えず「施工費は無料」と、間違った提案をする悪徳業者も存在します。

悪徳業者から「とにかく蓄電池を販売したい」意向を感じた場合は注意です。その場の契約を見送りましょう。

④補助金の案内、申請の代行をしない

補助金の申請代行をしない点も、悪徳業者によくある特徴です。蓄電池は補助金制度を活用すれば、導入の費用を軽減できます。

しかし「補助金制度を活用すれば、割安価格で蓄電池を購入できる」と説明し、蓄電池を相場よりも高く販売する業者も存在します。蓄電池本体の価格の相場を知っておくと、悪徳業者の判断ができるでしょう。

⑤「今なら蓄電池の価格を割引します」というセールストーク

悪徳業者は「今なら価格を割引します」と、急かすような営業をします。相手が蓄電池の正しい知識を知る前に契約させるためによく使用されるセールストークです。

悪徳業者から急かされても冷静に対処し、必要であれば他の業者にアドバイスを求めるとよいでしょう。「割引」や「今だけ」などのセールストークに惑わされないように注意してください。

 

しつこい営業を断る方法は蓄電池の「正しい知識」を身につけておくこと!

しつこい営業から身を守るために蓄電池の「正しい知識」を身につけましょう。蓄電池の正しい知識をあらかじめ理解しておけば、悪徳業者のセールストークに惑わされません。

ここでは、以下の蓄電池の正しい知識を5つご紹介します。

  1. 停電時の非常電源として活用できる
  2. 家庭の電気代の節約につながる
  3. 電気自動車の動力源になる
  4. 家庭用蓄電池の相場は約90〜300万円
  5. 蓄電池の購入を検討する際は相見積もりを取る

①停電時の非常電源として活用できる

蓄電池は、停電時の非常電源として活用できます。停電により、電力会社からの供給が途絶えてしまえば、日常生活のように過ごすのは不可能です。

しかし、蓄電池を自宅に設置しておけば、災害が起きた停電時でも安定した電力供給ができます。避難場所を自宅にできれば、災害時の不安は大きく解消されるでしょう。

②家庭の電気代の節約につながる

蓄電池の導入により、家庭の電気代を節約する効果が期待できます。電気使用量がピークになる時間帯に、蓄電池の電力を使用すれば、単純に電気使用量が減少するためです。また、太陽光発電と組み合わせで日中の電力を蓄電し、夜間の電力にあてれば、さらなる節約効果が期待できるでしょう。

また、電力会社によって深夜時間の電気代を安くしているプランがあります。日中は太陽光発電、日の当たらない深夜では安い電気代で蓄電が可能になるため、最も効率的に電気代の節約ができます。

なお、深夜電力プランは昼間の電気代が高くなるデメリットもあるので要注意です。さらに詳しい内容はこちらの記事で解説しています。

関連記事:「深夜電力(夜間電力)とは?蓄電池の利用で節電し安くなる方法を解説!」

③電気自動車の動力源になる

蓄電池の電力は、電気自動車の動力源としても利用可能です。当然、電気自動車を家庭のコンセントから充電すれば、大幅な電気代がかかります。

しかし、蓄電池を設置し、太陽光発電や深夜電力の安い電気代で蓄えた電力を使用すれば、さらなる家計の経済的な運用が見込めるでしょう。

④家庭用蓄電池の相場は約90〜300万円

家庭用蓄電池の相場は、容量の大きさや性能によりますが、約90〜300万円ほどです。経済産業省の資料による蓄電池システム価格帯の相場は以下のとおりです。

蓄電池のみ5.9万円/kWh
蓄電システム価格14.0万円/kWh
蓄電システム価格+工事費18.7万円/kWh

上記の表を踏まえ、仮に5kWh~15kWhの「蓄電システム価格+工事費」を計算すると、以下のとおりです。

・5kWh×18.7/kWh=93.5万円

・15kWh×18.7/kWh=280.5万円

5kWh〜15kWhの家庭用蓄電池の相場は93.5〜280.5万円であるとわかります。一度、ご家庭のライフスタイルに合った蓄電池の容量を確認し、上記の表をもとに計算してみてください。

⑤蓄電池の購入を検討する際は相見積もりを取る

蓄電池を検討する際、1つの業者だけに依存せず複数の業者から見積もりを取りましょう。複数の業者から見積もりを取ると、蓄電池の価格や性能の比較、ご自身で適切な判断ができます。

契約を急がせる業者からは距離を置き、信頼できる業者に相談するようにしてください。

 

知っていると安心!国内の蓄電池トップメーカーは?

蓄電池の導入前から信頼できるメーカーを知っておくと、ご家庭に合う蓄電池をスムーズに選択できます。ここでは、国内で信頼が厚く、高い評価を得ている蓄電池メーカー5社を解説します。

メーカー名特徴代表製品価格
ニチコン・家庭用蓄電池累計販売台数No.1・幅広い蓄電容量を展開4.9kWhES-T3S1約120万円
シャープ・大容量からコンパクトまで・簡易基礎で設置可能4.2kWhJH-WB1621約269万円
長州産業・多様なラインナップを展開・充実した保証内容、期間が特徴6.4kWhCB-LMP65A約296万円
京セラ・長寿命、高安全性、低コストが特徴5.0kWhEGS-LM0500約264万円
オムロン・単機能、ハイブリッドなどの仕様を選択可能・マルチ蓄電プラットフォームにより、ご家庭のライフスタイル、システムから選択可能6.5kWhKPBP-A-SET-AC65-N約266万円

国内大手メーカーの特徴、価格の相場を把握しておきましょう。事前にご家庭の条件に合った蓄電池を確認しておけば、悪徳業者のしつこい営業にも冷静に対処できます。

 

【まとめ】正しい知識をつけてからの蓄電池導入を

電気代の節約や非常時の備えの目的で蓄電池を導入する方が増えています。

一方で、悪徳業者によるトラブルも増えているのも事実です。本記事で紹介した悪徳業者の手口や蓄電池の正しい知識を身につけ、複数の業者から見積もりを取って導入を検討してください。複数の業者から見積もりを取ったうえで、1番信頼できる業者に依頼しましょう。

なお、ミライでんちでは太陽光発電や蓄電池といった再生可能エネルギーを活用した、電気を自給自足できる生活をご提案しております。

蓄電池導入に際しての補助金の活用方法についても無料でアドバイスをおこなっておりますので、お気軽にお問合せください。

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