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更新日:2024年4月26日

太陽光発電のモジュールとは?導入前に知っておきたい基礎知識を解説!

太陽光発電について

「太陽光モジュールってなに?」
「導入前に覚えておくべき?」

太陽光モジュールとは太陽光発電システムに関する専門用語で、導入する際に覚えておくとよい用語のひとつです。

本記事では、太陽光モジュールについての基礎知識を解説します。太陽光モジュールを取り扱う、国内の大手メーカーも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

導入前に知っておきたい太陽光発電の基礎知識

太陽光発電を導入する際には、最低限の基礎知識は理解しておく必要があります。導入後の満足度を高めるためにも、太陽光発電の基礎知識について理解しておきましょう。

ここでは、太陽光発電に関連する重要なポイントを3つ紹介します。

太陽光パネルとモジュールは名称が違うだけで同じもの

太陽光発電について調べると「太陽光パネル」と「太陽光モジュール」といった専門用語が使われていますが、この2つは同じものです。

モジュールやパネルとは、複数の太陽電池セルを組み合わせて一枚の板状にしたものを指しており、太陽光発電システムの核となる部分とされています。設備の名称を正しく理解しておけば、導入時の不安減少につながり、太陽光発電の導入が円滑に進むため、事前に学んでおくとよいでしょう。

「セル」「モジュール」「アレイ」と単位が分類されている

太陽光発電システムでは「セル」「モジュール」「アレイ」といった、3つの単位があります。「セル」は太陽光発電の基本単位であり、「モジュール」は複数のセルを組み合わせたものです。

「アレイ」は複数のモジュールを組み合わせた、より大きな単位を表しています。この3つの単位の違いを理解するだけでも、システム全体の構造をより把握できます​​。なかでも「モジュール」は、製品を比較する際に「モジュール変換効率」といった数値を参考にするため、特に覚えておきましょう。

太陽光モジュールは導入だけでなく廃棄にも費用がかかる

太陽光モジュールの寿命は30年とされていますが、廃棄する場合にも費用がかかります。廃棄費用は単結晶のソーラーパネルの場合、1枚あたりおよそ1,200円です。太陽光モジュールの枚数が増えればその分、廃棄費用も増えます。

太陽光モジュールを取り扱う大手メーカー4選

太陽光発電を導入する際、安心感や導入後のフォロー面を考慮し、国内メーカーを検討する方が多いです。しかし、国内メーカーのなかでも太陽光モジュールを取り扱うメーカーが多いため、選定に時間がかかってしまいます。

ここでは、太陽光モジュールを取り扱う大手メーカーをご紹介しています。ぜひ、導入する際に参考にしてみてください。

  1. SHARP(シャープ)
  2. Panasonic(パナソニック)
  3. 京セラ
  4. 長州産業

①SHARP(シャープ)

SHARP(シャープ)は、日本を代表する電子機器メーカーのひとつです。太陽光発電システムだけでなく、液晶テレビ、スマートフォン、エアコンなどさまざまな製品を扱っています。創業は1912年で、長い歴史と革新的な技術開発で知られています。

SHARPの太陽光モジュール「BLACKSOLAR ZERO」シリーズは、高い変換効率と耐久性を誇り、長期にわたり安定した発電を実現させました。美しいデザインが特徴で、住宅の屋根に自然に溶け込むように設計されています。

参考:SHARP(シャープ)

②Panasonic(パナソニック)

Panasonic(パナソニック)は、1918年に創業した日本の大手電機メーカーです。家電製品、住宅関連、産業機器など、幅広い分野で事業を展開しており、特に家庭用電池やキッチン機器で高いシェアを誇っています。

Panasonicの太陽光モジュールは、独自の「HIT技術」により高い発電効率を実現しています。また、優れた耐熱性能により、高温時でも安定した発電が可能です。また、高い技術力により実現した、長期保証も魅力のひとつとされています。

参考:Panasonic(パナソニック)ホールディングス株式会社

③京セラ

京セラは、1959年に創業した日本の大手電子部品・セラミック製品メーカーです。プリンターやスマートフォン、太陽光発電システムなど、多様な製品ラインナップを持ち、技術革新に積極的に取り組んでいます。

京セラの太陽光モジュールは、独自のファインセラミック技術を活用した製品で、高耐久性と長期間の安定した発電性能を提供しています。また、京セラは国内で初めて住宅用太陽光発電システムを販売開始し、1993年に導入された設備は今でも問題なく稼働中です。

参考:京セラ

④長州産業

長州産業は、太陽光発電システムの製造および販売をおこなう日本の企業です。自社で太陽光発電システムの生産・販売を完結させ、高い品質を維持させるこだわりを持っています。日本の気候を熟知している数少ない企業で、天候の変化が激しい日本の気候に対応する製品の提供を心がけています。

また、長州産業の太陽光モジュールには、業界のなかでもめずらしい「雨漏り保証」がついており、太陽光発電の設置に関するデメリットも補っている企業です。

参考:長州産業株式会社

関連記事:長州産業の太陽光パネルの評判は?メリットとデメリット、価格を解説 

【メーカー別】太陽光モジュールの価格相場について解説

実際に太陽光モジュールの導入を検討する際、もっとも基準とするポイントは本体価格でしょう。

ここでは、大手4メーカー別で太陽光モジュールの価格相場を解説しています。家庭の予算を考慮したうえで、太陽光モジュールメーカーを選んでください。

  1. SHARP(シャープ)
  2. Panasonic(パナソニック)
  3. 京セラ
  4. 長州産業

また、メーカー別のパワーコンディショナーの価格帯も、過去の記事で解説しているため、あわせて参考にしてください。

関連記事:【メーカー別】太陽光のパワコンの交換費用はいくら?平均や寿命もあわせて解説

①SHARP(シャープ)

品番公称最大出力モジュール変換効率寸法(幅×奥行×高さ)本体価格(税込)
NQ-230BQ230W20.2%1,146×996×38.5mm176,000円
NQ-151BP151W19.5%779×996×38.5mm121,000円
参考:SHARP(シャープ)|太陽電池モジュール 製品ラインアップ

②Panasonic(パナソニック)

品番公称最大出力モジュール変換効率寸法(幅×奥行×高さ)本体価格(税込)
MS410α410W21.0%1,722×1,134×35mm351,780円
MS240α240W20.0%1,542×780×35mm205,700円
MS120a120W19.0%810×780×35mm88.000円
参考:Panasonic(パナソニック)ホールディングス株式会社|住宅用 太陽光発電システム:太陽電池モジュール

③京セラ

品番公称最大出力モジュール変換効率寸法(幅×奥行×高さ)本体価格(税込)
KT410W-108HL4B410W平均21.0%1,722×1134×35mm351,780円
KJ270P-5ETCG270W平均18.5%1,470×990×36mm201,960円
KJ210P-5ETCG210W平均18.0%1,176×990×36mm157,080円
参考:京セラ|太陽光発電・蓄電池

④長州産業

品番公称最大出力モジュール変換効率寸法(幅×奥行×高さ)本体価格(税込)
CS-348G81348W20.4%1,616×1,054×40mm248,200円
CS-282G81232W20.0%1,616×1,054×40mm165,880円
参考:長州産業株式会社|太陽光発電・蓄電システム

まとめ:太陽光パネルとモジュールの意味は同じ!正しい名称を理解しておこう

太陽光パネルとモジュールの意味は同じで、どちらで覚えていても問題ありません。しかし、その他にも太陽光発電の専門用語や知識があるため、導入する際は基礎知識を身に付けておきましょう。あらかじめ知識を身につけておくと、専門業者との打ち合わせもスムーズにおこなえます。

また、太陽光モジュールを取り扱う国内メーカーはさまざまあります。各メーカーで価格帯や特徴が異なるため、家庭の予算やライフスタイルに合わせてメーカーを選択してください。

なお、ミライでんちでは、太陽光発電や蓄電池といった再生可能エネルギーを活用した、電気を自給自足できる生活をご提案しております。

太陽光発電、蓄電池の導入に際しては、補助金の活用方法についても無料でアドバイスをおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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