カネカ太陽光発電システムの評判は?特徴や性能、保証・耐用年数を解説
「カネカの太陽光発電の評判や性能が知りたい!」
カネカは、瓦一体型の太陽光パネルが代表的で、より洗練されたデザインを追求可能です。実際に導入する際は、さまざまな特徴や性能を理解しておく必要があります。
本記事では、カネカの太陽光発電システムの評判や特徴、性能について解説します。保証についても、あわせて解説しているので、太陽光発電を導入検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
カネカの太陽光発電システムのよい評判
カネカの太陽光パネルはデザインの美しさはもちろん、性能面からもよい評判を得ています。また、太陽光パネルには3つのタイプがあり、選択肢が豊富な点も魅力です。ここでは、カネカの太陽光発電システムのよい評判5つをまとめています。
- 瓦一体型の場合、太陽光パネルが目立たない
- 瓦一体型の場合、屋根に負担がかからない
- 悪天候時でも、発電量が期待できる
- 化粧スレート瓦一体型の場合、メンテナンスしやすい
- 据え置き型の場合、変換効率が高い
瓦一体型の場合、太陽光パネルが目立たない
カネカの太陽光パネルの代表機種ともいえるタイプが瓦一体型の「VISOLA」です。
VISOLAは、瓦と同じ段葺き(だんぶき)構造で、屋根と調和する美しいデザインが特徴です。一般的な太陽光パネルの場合、人によっては見栄えの悪い印象を受けますが、VISOLAでは瓦の間にパネルを並べられるため、まったく外観を損ないません。
ただし、瓦一体型の太陽光パネルは、瓦の使用をもとに設計されています。屋根の一部として設置されているため、容易に交換できない点には注意が必要です。
瓦一体型の場合、屋根に負担がかからない
VISOLAの太陽光パネルは、屋根への負担も最小限に抑えられています。太陽光パネル自体が屋根瓦として機能し、パネル本体の重量が低いためです。
また、VISOLAの太陽光パネルは「平板陶器瓦」の約半分ほどの重さであり、施工時に屋根に穴を開ける必要もないため、屋根への負担が最小限に抑えられています。屋根への負担を最小限にしたい、雨漏りのリスクを減らしたい方は、VISOLAを検討してみてください。
悪天候時でも、発電量が期待できる
カネカの太陽光パネルは、防水性能や耐風性能が高いです。
一般的に太陽光発電の発電量は、天候に大きく左右され安定しません。天候が曇りの場合は本来のスペックの「40〜60%」程度、雨天時では「10〜20%」程度まで発電量が低下するといわれています。
カネカでは防水・耐風性能を検証する実験をおこない、雨量「240mm/h」、風速「60m/s」でも問題なく動作することが確認されています。
ただし、発電量は設置環境によって大きく異なるため、設置前に専門業者との打ち合わせをおこないましょう。
化粧スレート瓦一体型の場合、メンテナンスしやすい
化粧スレート瓦一体型の「SoltileX」は、1枚単位で着脱が可能な太陽光パネルです。パネルのサイズが小さいため、万が一の不具合や破損の際にも簡単に取り替え可能で、交換にかかるコストも低いです。
導入後のメンテナンスを簡単にしたい、費用をできるだけ抑えたい方は、化粧スレート瓦一体型のSoltileXを検討してみましょう。
据え置き型の場合、変換効率が高い
据え置き型の「GRANSOLA」は、パネルの単位面積あたりの発電量が大きく、カネカの製品のなかでもっとも変換効率が高いタイプです。その変換効率は「21.3%」を誇っています。住宅用太陽光パネルの変換効率の目安は「15〜20%」のため、平均以上の水準といえるでしょう。大容量の発電を希望する方や設置面積が限られているなかでも発電効率を上げたい方は検討する余地があります。
参照:カネカ公式|選ばれる理由
カネカの太陽光発電システムの悪い評判
カネカの太陽光発電システムでは、性能や費用の面で2つの懸念があります。実際に導入する際は、悪い評判にも考慮し、家庭のライフスタイルにあわせたシミュレーションをおこないましょう。ここでは、カネカ太陽光発電システムの悪い評判を2つ解説します。
- ほかのメーカーよりも発電効率が低い
- 瓦一体型を選んだ場合、交換費用が高くなる可能性がある
ほかのメーカーよりも発電効率が低い
カネカの太陽光パネルは発電効率が低いとの評判があり、発電効率は「10%」ほどといわれています。しかし、その根拠に明白なものはないため、必ずしもほかのメーカーよりも発電効率が低いとはいえません。
カネカの太陽光パネルは変換効率が高いメリットがあります。変換効率は、太陽光エネルギーを電力としてどれだけ変換できるかの割合を示している数値で、導入する際にとても重要な指標です。
もし、発電効率が悪かったとしても変換効率が高ければ、使用できる電力は十分に補えるでしょう。
瓦一体型を選んだ場合、交換費用が高くなる可能性がある
瓦一体型の太陽光パネルは、屋根の景観に馴染ませるため、オーダーメイドで制作されています。そのため、一般的な据え置き型の太陽光パネルと比較すると、交換費用が高くなる可能性があります。
瓦一体型の交換費用が気になる場合は、据え置き型の太陽光パネルを検討するとよいでしょう。故障時にかかる費用や保証内容をあらかじめ確認し、事前に予算を確保しておくことも大切です。
カネカ太陽光発電システムの変換効率は?性能を種類別で解説
カネカの太陽光パネルには代表的な瓦一体型のみではなく、さまざまな特徴を持った種類があります。ここでは、カネカ太陽光パネルの種類別の発電効率や性能を解説します。
カネカ太陽光パネルの代表的な製品の性能は、以下のとおりです。
タイプ | シリーズ | 型番 | 変換効率 | 最大出力 |
---|---|---|---|---|
瓦一体型 | VISOLA | E-AH420 | 19.1% | 42W |
化粧スレート瓦一体型 | SoltileX | P-AV570 | 19.4% | 57W |
据え置き型 | GRANSOLA | Z-TC275 | 21.3% | 275W |
一般的な、住宅用太陽光パネルの変換効率の目安は「15%〜20%」です。
瓦一体型と化粧スレート瓦一体型は、据え置き型よりもやや発電効率が低いものの、平均並みの水準といえるでしょう。上記の表から、カネカの太陽光発電が見た目の美しさと品質の高さを両立しているとわかります。
また、購入者のニーズに合わせた製品を選択できる点が、カネカの魅力です。
- 外観の美しさを重視するなら瓦一体型の「VISOLA」
- 設置スペースが限られているなら化粧スレート瓦一体型「SoltileX」
- 大容量の発電を希望するなら据え置き型「GRANSOLA」
太陽光発電の設置環境や、求める条件に応じて製品を選んでみてください。
参照:カネカ公式|製品仕様
カネカ太陽光発電システムの保証内容は?耐用年数もあわせて解説
カネカは自社製品の品質に自信を持っているため、長期間の保証を用意しています。太陽光発電システムは、必ずメンテナンスが必要であるため、メーカーの保証内容まで確認しておきましょう。ここでは、カネカの保証内容について、一般的な太陽光パネルの耐用年数と照らし合わせて解説しています。
太陽光パネルの寿命は30年
太陽光発電の法定耐用年数は「17年」ですが、太陽光パネルの期待寿命は「30年」です。あくまでも参考年数であるため、適切なメンテナンスを施せば長い期間活用できます。
カネカの太陽光パネルは製品の品質を保証する国際規格を取得しています。そのうえで、カネカ独自の厳しい性能検査も実施しているため、耐久性の高さにも期待できるでしょう。
太陽光発電の寿命とメンテナンス方法について、詳しく知りたい方は以下の記事もあわせて参考にしてください。
関連記事:太陽光発電に寿命はある?実際の寿命と正しいメンテナンス方法を解説
導入から10年間の保証が効く
カネカの太陽光発電システムは通電日より10年間の保証があります。保証内容は以下のとおりです。
- 太陽電池保証:公称最大出力の81%を下回る出力不足が生じた場合の修理・交換
- 太陽電池を除くシステム構成機器の機能保証:故障時には修理・交換
また、太陽光発電は4年ごとにメンテナンスをおこなうのが一般的とされています。保証期間が10年の場合、少なくとも2回分のメンテナンスの際に、上記のケースに当てはまれば無料で修理・交換が可能です。保証内容の確認と、メンテナンスの実施は確実におこないましょう。
参照:カネカ公式|安定した品質
まとめ:デザイン面も考えたい場合は「カネカ」がおすすめ
太陽光パネルのデザインを重視したい人にとって、カネカはとてもおすすめです。また、カネカ独自の性能試験を実施し、耐久度を高めながらも悪天候時の高い発電量を実現しているため、性能面でも優秀といえます。長期の保証も用意されているため、導入後のアフターフォローも安心です。
また、ミライでんちでは、太陽光発電や蓄電池といった再生可能エネルギーを活用した、電気を自給自足できる生活をご提案しております。
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