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更新日:2023年10月26日

【要注意】蓄電池導入で理想の場所は?大きさや重さ、蓄電池の種類を解説

蓄電池について

蓄電池はさまざまなメーカーから作られており、その大きさや重さ、形なども機器によって異なります。そのため、蓄電池の導入にあたっては、適切な場所に適切な機器を設置する必要があります。

この記事では、蓄電池を導入するための理想の場所について、蓄電池の大きさや重さ、種類などを交えて解説します。

蓄電池導入で理想的な場所の条件とは?

どのような場所であっても蓄電池を導入できる訳ではありません。特に蓄電池本体の熱がこもりやすい環境には導入できず、適切な場所と適切な環境の確保が大切です。もし、適切な場所に導入できなかった場合、さまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。まずは、蓄電池を導入する場所や環境の条件を把握しておきましょう。

ここでは、蓄電池導入で理想的な場所について、以下の3点を解説します。

  1. 十分なスペースがあること
  2. 日光が当たらないこと
  3. 風通しがよいこと

①十分なスペースがあること

蓄電池の導入では本体がおさまるスペースだけでなく、熱を逃がすための十分なスペースを確保しておく必要があります。具体的には、最低でも室外機の1〜2個分のスペースは確保しておきましょう。

また、十分なスペースの確保も大切ですが、蓄電池を設置場所に運ぶまでの搬入経路の確保も大切です。経路を確保しておかなければ、蓄電池の導入が難しくなるため業者としっかりと確認しましょう。

②日光が当たらないこと

蓄電池は熱がこもりにくい場所や環境に導入する必要があります。そのため、直射日光が当たる場所は避け、熱がこもりにくい日陰などの場所を確保しましょう。

なお、日光が当たらない場所の確保が難しい場合は、ポータブル式や壁掛け式の機器も選べます。必ず業者に相談したうえで最適な機器を選ぶのがおすすめです。

③風通しがよいこと

蓄電池はエネルギーを蓄える装置であるため、風通しの悪い場所では熱がこもってしまう可能性があります。熱がこもった場合、機器の故障や動作不良などのトラブルに発展しやすくなり、余計な手間やコストがかかってしまいます。

このような事態を避けるためにも、風通しのよい場所で導入するようにしましょう。

蓄電池の大きさや重さとは?

蓄電池を最適な場所に導入するためには、蓄電池の大きさや重さを的確に理解しておく必要があります。一般的な家庭用蓄電池の大きさは「幅80cm、奥行き40cm、高さ100cm」で、重さは「60〜250kg」あります。しかし、これはあくまでも目安であり、メーカーや機器によって大きさや重さは大きく異なりますので注意が必要です。

ここでは、蓄電池の大きさや重さについて、屋内設置型の場合と屋外設置型の場合を解説します。

①屋内設置型の場合

屋内設置型の蓄電池は、屋外設置型と比べると大きさは小さく、重さは軽い傾向にあります。目安としては、室外機1個分であり、具体的には大きさが「幅50cm、奥行き30cm、高さ60cm」、重さが「60〜150kg」です。

屋内用といっても十分なスペースが必要であるため、その点には注意が必要です。

大きさ重さ
奥行き高さ
屋内設置型50cm30cm60cm60〜150kg

②屋外設置型の場合

屋外設置型は屋内設置型の約2倍近くの大きさや重さになり、室外機1.5〜2個分ほどの大きさ・重さを持っています。具体的には、大きさが「幅80cm、奥行き40cm、高さ100cm」であり、重さが「120〜250kg」あります。

特に屋外設置型は大きさも重さも十分にあるため、導入をする際には場所や経路のスペースを十分に確保しておきましょう。

大きさ重さ
奥行き高さ
屋外設置型80cm40cm100cm120〜250kg

【メーカー別】蓄電池の大きさや重さまとめ

蓄電池の大きさや重さはメーカーや機器によって異なりますので、導入の際にはそれぞれの蓄電池の大きさや重さを確認しておきましょう。ここでは、各メーカーが取り扱っている代表的な機器の大きさや重さについて、まとめておきます。

ちなみに、各メーカーの蓄電池の大きさや重さをまとめた表は以下のとおりです。

メーカー名機器名大きさ重さ
奥行き高さ
シャープJH-WB202156cm47cm68.5cm約120kg
パナソニックLJPB21A54.9cm19.5cm77.6cm約40kg
京セラEGS-LM1201106cm30cm125cm226kg
オムロンKP-BU164-S49cm29.5cm101cm約102kg
長州産業CB-LMP65A49cm14.7cm84.7cm約65kg

①シャープの蓄電池の大きさ・重さ

機能性抜群で人気の高いシャープの蓄電池は、パワーコンディショナーを1台にまとめた機器もあります。代表的な機器は「JH-WB2021」ですが、その大きさは「幅56cm、奥行き47cm、高さ68.5cm」であり、重さは「約120kg」です。

②パナソニックの蓄電池の大きさ・重さ

季節や状況に応じて、節電の度合いを変更できる機能が備わっているのがパナソニックの蓄電池です。また、蓄電量も大容量であり、非常用電源としても長時間の仕様を可能としています。パナソニックの代表機器「LJPB21A」では、大きさが「幅54.9cm、奥行き19.5cm、高さ77.6cm」であり、重さは「約40kg」とコンパクトです。

③京セラの蓄電池の大きさ・重さ

業界トップクラスの蓄電量を誇る京セラの蓄電池は、デザイン性にも優れています。代表的な機器である「EGS-LM1201」の大きさは「幅106cm、奥行き30cm、幅125cm」です。また、重さは「226kg」と大容量ゆえのサイズ感となっています。

④オムロンの蓄電池の大きさ・重さ

オムロンの蓄電池はライフスタイルに応じて、蓄電容量や必要な機能を選べます。大容量タイプの蓄電池を選んだとしても、小さくかつ軽量な機器となっています。代表的な「KP-BU164-S」の大きさは「幅49cm、奥行き29.5cm、高さ101cm」であり、重さは「約102kg」です。

⑤長州産業の蓄電池の大きさ・重さ

コンパクトな設計で作られた長州産業の蓄電池は、容量に見合わない大きさ・重さです。蓄電容量6.5kWhタイプの場合、「幅49cm、奥行き14.7cm、高さ84.7cm、重さ約65kg」と比較的コンパクトであり、奥行きの狭いスペースでも設置可能です。

【重要】蓄電池を導入する際に注意したい3つのポイントとは?

蓄電池は、使用目的や条件によって選ぶべき機器が異なりますが、プロの業者と一緒に導入するのがおすすめです。プロと一緒に導入すれば、トラブルを未然に防げるだけでなく、最適な蓄電池を選べます。

ここでは、蓄電池を導入する際に注意したいポイントについて、以下の3点を解説します。

  1. 目的に応じた蓄電池を選ぶこと
  2. プロにも現地を確認してもらうこと
  3. 設置場所に合った蓄電池のタイプを選ぶこと

①目的に応じた蓄電池を選ぶこと

この記事で挙げたように蓄電池の種類は豊富ですが、利用したい目的に応じて選ぶべき性能や容量が異なります。例えば、非常用電源として利用したい場合には、蓄電量が豊富な機器を選ぶのがおすすめです。

このように蓄電池を導入したい目的は、世帯や住宅の状況、また周囲の環境などによっても異なります。そのため、プロの業者とも相談したうえで最適な蓄電池を導入しましょう。

②プロにも現地を確認してもらうこと

蓄電池を選ぶ際には実際の機器を見たとしても、その機器が設置したいスペースに合っているか判断するのは難しいでしょう。また、搬入経路も踏まえて考えれば、自宅で蓄電池が問題なく導入できるかは判断できません。

そのため、蓄電池を導入する際には、必ずプロの業者と一緒に現地の確認をするのがおすすめです。特に、設置場所や経路の確認は、自身の判断ではなく業者に判断してもらいましょう。

③設置場所に合った蓄電池のタイプを選ぶこと

蓄電池にはスペースが十分に確保できない場合に備えて、屋内設置型やポータブル・下が欠け形式が存在します。このような種類も踏まえて、自宅に設置する場合にはどのような形式がよいのか、また設置場所に合った蓄電池はどのようなタイプなのかを検討しましょう。

検討の際にはプロの業者にもアドバイスをもらったうえで、蓄電池のタイプを決めるのがおすすめです。

まとめ:蓄電池の導入では大きさや重さを必ず確認すること!

蓄電池の導入にはさまざまな条件をクリアする必要があります。特に大きさや重さは、導入に直接的に影響を与える大切なポイントです。導入したい目的や目的を実現させるために必要な機器選びも踏まえて、プロの業者と話を進めるようにしましょう。

プロの業者と一緒に進めるだけでも手間やコストが省け、また大切なポイントを見落とさずに蓄電池の導入が進められます。

ミライでんちでは太陽光発電や蓄電池といった再生可能エネルギーを活用した、電気を自給自足できる生活をご提案しております。

蓄電池導入に際しての補助金の活用方法についても無料でアドバイスをおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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