コンセント付き蓄電池は差すだけで充電できる!メリット・デメリットを解説
蓄電池の導入を検討しているものの、設置工事や費用面から設置をためらってしまう方は多いでしょう。そんな方には、コンセントさえあれば使える「ポータブルタイプ」の蓄電池がおすすめです。
この記事では、コンセント付き蓄電池のメリット・デメリットや人気の理由、導入時の注意点について詳しく解説します。コンセント付き蓄電池に関するQ&Aも紹介しますので、購入前の不安を軽減したい方はぜひ参考にしてください。
目次
コンセント付き蓄電池(ポータブル蓄電池)とは?
コンセント付き蓄電池とは、一言でいえば「携帯できる蓄電池」のことです。定置型の家庭用蓄電池と異なり、設置工事が不要なため届いたその日から使用できるという特徴があります。
基本的には太陽光設備と連携しない独立型の蓄電池ですが、災害時の非常用電源の確保に役立ちますし、昨今のアウトドアブームからキャンプの際にも人気のアイテムです。
容量や性能により価格は異なりますが、目安としては以下の通りです。
容量 | 重量 | 価格 |
150Wh~200Wh | 約2~5kg | ~30,000円程度 |
400Wh~500Wh | 約5~10kg | 50,000~60,000円程度 |
500Wh~1000Wh以上 | 約10kg~ | 100,000円~程度 |
1500Wh~ | 約20kg~ | 200,000円~程度 |
表の通り、コンセント付き蓄電池の容量・価格はさまざまです。1500Wh以上になるとほぼ定置型と同じスペックで使用できますが、その分重くなるため持ち運びにくくなるというデメリットもあります。
コンセント以外にも出力ポートがある商品などは高性能とされており、価格も高くなりがちです。コンセント付き蓄電池を購入する場合は、使用目的と必要な容量・スペックをしっかり吟味して選びましょう。
コンセント付き蓄電池が人気な理由は?メリット3つ
コンセント付き蓄電池の人気を裏付ける理由についてまとめました。コンセント付き蓄電池ならではの魅力をしっかり把握しましょう!
マンション住まいでも導入しやすいから
コンセント付き蓄電池であれば設置工事が不要です。室内で使用できるため、工事の際の音や稼働音で近隣住民とトラブルになることも避けられるでしょう。定置型と比較してコンパクトなサイズのものが多いので、置き場所に困ることもなく、アパート・マンション住まいでも安心して導入できます。
本体価格が安いから
上述した通り、コンセント付き蓄電池は低容量であれば3万円以下で購入できます。定置型蓄電池の費用相場は100万円以上はするので、導入時の費用負担は全く異なるでしょう。
ただし、容量が高かったり高性能だったりするコンセント付き蓄電池だと、ほぼ定置型と費用面で変わらない場合もあるため、事前にどのタイプが最適なのかシミュレーションすることが大切です。
停電時やアウトドア時にも使えるから
設置工事や初期費用を考慮し、定置型の蓄電池を導入できないご家庭にとって、コンセント付き蓄電池は貴重な非常用電源となります。
外国よりも自然災害の多い日本において、蓄電池の導入を検討するご家庭が増えているのは当然の現象といえるでしょう。災害時以外でも、昨今のアウトドアブームが後押しし、キャンプ時などに利用する方が多いです。
コンセント付き蓄電池には注意点も!デメリット2つ
コンセント付き蓄電池を導入する際は以下の2点に留意しましょう。場合によってはコンセント付き蓄電池より定置型の方がおすすめなこともあります。どの蓄電池を選んだらよいか迷ったら、販売代理店に相談するのも一つの方法です。
蓄電容量が少ない
上述した通り、コンセント付き蓄電池の容量は150Whから多くても1500Wh程度です。定置型であれば少ないものでも4000Wh(4kWh)はあるため、蓄電容量の違いは明らかでしょう。
以下に主な家電の消費電力をまとめました。停電時を想定し、どの家電をどの程度使用したいかイメージして必要な容量を算出しましょう。
製品名 | 消費電力 |
冷蔵庫 | 150W~500W |
テレビ | 40W~600W |
電子レンジ | 1300W |
炊飯器 | 350W~1200W |
洗濯機 | 500W~900W |
LED照明 | 5W~10W |
エアコン | 45W~2000W |
こたつ | 600W~800W |
携帯電話 | 15W(充電時) |
ノートパソコン | 50W~120W |
ラジオ | 0.1W~10W |
ドライヤー | 600W~1200W |
電気代は節約できない
蓄電池の導入を検討するご家庭の多くは節電効果を期待するかと思います。しかし、コンセント付き蓄電池はあくまでも電力を貯めておく装置のため、大幅な電気代の節約にはつながりません。電気代節約を優先する場合は、定置型蓄電池+太陽光発電のセットが最も効果的です。
蓄電池に関するQ&Aまとめ
蓄電池の導入を検討する際に抱きがちな、よくある疑問点について解説します。
家庭用蓄電池はコンセントから充電できるの?
定置型はできませんが、ポータブル型であれば充電できます。コンセントから給電し、停電時などに放電して使用する仕組みです。持ち運びやすく、またキャスター付きの商品などもあるため、水災が起こった場合は2階で使用することも可能です。
蓄電池の「インバーター」って何?
「直流電源から交流電源に変換する装置」を指します。インバーターが搭載されているコンセント付き蓄電池は、交流電源を利用する家電製品を使用できます。インバーターにはいくつか種類がありますが、一般的なコンセントから出力されている「正弦波」に対応している商品がおすすめです。
ソーラーパネルから給電できる商品もある?
コンセント付き蓄電池のなかには、ミニサイズのソーラーパネルとセットの商品もあります。自宅の屋根に設置する本格的な太陽光発電との連携は難しいですが、ミニサイズのソーラーパネルとのセット商品であれば届いたその日から使用できるため、手軽に始められます。
コンセント付き蓄電池の寿命は?長持ちするコツはある?
コンセント付き蓄電池の寿命は約6~11年といわれています。完全放電→満充電→完全放電までを1サイクルとカウントした場合、約500~2,500サイクルで寿命を迎えるのが一般的です。寿命よりも長い期間、快適に使用したいなら、「涼しくて風通しの良い場所で使用する」、「マルチタスクを避ける」等の工夫が必要です。
【まとめ】コンセント付き蓄電池は差すだけで蓄電できて便利|利用シーンに合った商品を選ぼう
コンセント付き蓄電池は幅広いシーンで利用できるため、導入する家庭が増えています。容量は少なめですが非常時やキャンプ時に使用でき、場合によっては定置型よりも役立つこともあります。
定置型とポータブル型、どちらの蓄電池がご自宅に最適なのか知りたい場合は、プロの販売代理店に相談するのがおすすめです。
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