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更新日:2024年5月29日

【保存版】太陽光発電のおすすめの容量とは?容量の目安や決め方を解説

太陽光発電について

太陽光発電を選ぶ際には、発電できる電力の大きさを表す「容量」も大切なポイントとして挙げられます。しかし、実際に選ぼうとすると「kW(キロワット)」や「kWh(キロワットアワー)」と似たような言葉があり、混乱してしまう方も多いでしょう。

また、意味を理解しても「自分にはどのくらいの容量が適切か」で悩まれている方も少なくありません。この記事では、太陽光発電のおすすめの容量について、容量の目安や適切な容量の決め方を交えて解説します。

太陽光発電の平均的な容量は「約4〜5kW」

太陽光発電を導入する際に選ばれる平均的な容量は「約4〜5kW」です。しかし、この「容量」は何を指しているかわからない方も多いかもしれません。

そこで、まずは太陽光発電の容量について、その意味や発電量との違いを解説します。

【前提】そもそも「容量」とは?

そもそも太陽光発電における「容量」とは、発電できる電力の大きさを表す指標です。単位は「kW(キロワット)」で表され、容量が大きいものほど「発電できる電力が多い太陽光発電」ということになります。

一方で、似たような言葉で、生み出した電気の多さを表す「発電量」も存在します。単位は「kWh(キロワットアワー)」で表され、大きいものほど「生み出された電気が多い」という意味になるのです。

発電量では1日あたり「約2.7kWh」

基本的に太陽光発電の年間発電量は「1,000kWh」であるといわれています(※)。これは1日に換算すると「約2.7kWh」の電気が生み出されているという意味になります。

ただし、この数値はあくまでも目安に過ぎず、地域や太陽光発電を設置した場所、方角や角度などの条件によって、発電量は異なるため注意が必要です。別記事で発電量を最大化させる際のポイントも解説していますので、参考にしてください。

関連記事:太陽光パネルの発電量の目安は?計算方法や実際のシミュレーションを紹介

(※)参考:太陽光発電協会『太陽光発電により、家庭で使用する電気を全部まかなえますか?』

【ちなみに】蓄電池の平均的な容量は「約5〜8kW」

一方で、導入されている蓄電池の平均的な容量は「約5〜8kW」です。これは経済産業省や日本電機工業会のデータを照らし合わせて出された結果となります(※)。

蓄電池は容量が大きいものほど、自家消費で蓄えられる電気量は多くなります。そのため、一般的には太陽光発電の容量よりも蓄電池の容量の方が多い傾向にあるのです。

関連記事:蓄電池の容量は計算で目安を出せる!生活状況にあった選び方・単位や基礎知識を紹介

(※)参考:
経済産業省『蓄電システムをめぐる現状認識』
日本電機工業会『JEMA 蓄電システム自主統計 2022 年度出荷実績』

太陽光発電のおすすめの容量を選ぶためのポイントとは?

太陽光発電の容量の意味や相場を知っていても、実際に自身に合った容量を選ぶにはおさえておきたいポイントがあります。特に、これから導入を検討している方であれば、専門家に相談するのが最も大切なポイントです。

ここでは、太陽光発電のおすすめの容量を選ぶためのポイントについて、以下の5点を解説します。

  1. 電気の使用量を把握しておく
  2. 状況・目的に合った容量を選ぶ
  3. 予算を決めてから選ぶ
  4. 補助金制度との兼ね合いで選ぶ
  5. シミュレーションをする

①電気の使用量を把握しておく

太陽光発電の容量を選ぶ前に、自身の状態を知るのが最も大切でしょう。具体的には「自身の生活のなかでどのくらいの電気を使用しているのか」を知らなければなりません。電気の使用量を把握しておけば、自家消費でまかなうための発電量や売電するために使う売電量もシミュレーションしやすくなります。

関連記事:一般家庭の電気使用量の平均はどれくらい?使用量を減らす方法についても解説

②状況・目的に合った容量を選ぶ

自身の生活や周囲の環境などの状況も容量選びには大切なポイントです。また、太陽光発電を導入したい目的も明確にしておかなければ、どのようなシミュレーションを出せばよいのかが明確になりません。そのため、自身の状況や目的を整理したうえで、容量を選ぶようにしましょう。

③予算を決めてから選ぶ

素晴らしい性能の太陽光発電であっても、自身の用意している予算を超過してしまっては購入するのも難しいでしょう。そのため、太陽光発電を導入するための予算をあらかじめ決めておいてから容量を選ぶのがおすすめです。予算を決めておくためには、太陽光発電の相場も把握しておく必要があります。

④補助金制度との兼ね合いで選ぶ

太陽光発電の導入は、国や地方自治体の補助金制度の対象となっています。ただ、お住まいによっても活用できる補助金制度が異なるため、導入を検討する際には必ず確認しなければなりません。手続きも複雑なものもあるため、専門家のサポートを受けながら導入を進めるのがおすすめです。

⑤シミュレーションをする

太陽光発電・蓄電池を取り扱っている業者に依頼すれば、自身の予算や状況、目的を踏まえたうえで初期費用や売電収入などのシミュレーションが可能です。シミュレーション内容はかなり細かな情報をもとに算出しているため、太陽光発電の容量だけでなく、蓄電池の機器なども検討でき、導入する際には十分に参考になるでしょう。

【おすすめ】太陽光発電の容量は業者と一緒に選ぶべき

これまでで太陽光発電の容量を選ぶためのポイントを解説しましたが、失敗しないためには業者の力は必要不可欠です。ここでは、太陽光発電の容量は業者と一緒に選ぶべき理由について、以下の3点を解説します。

  1. 専門的な知識が必要
  2. 設置場所や周辺環境の考慮も必要
  3. 補助金の手続きも必要

①専門的な知識が必要

太陽光発電選びには「容量」以外にもさまざまな要素を踏まえて、検討する必要があります。しかし、これらの要素は専門的な知識がなければ不明である点も多く、一般の方が情報収集するには厳しいものが多いです。業者に依頼すれば、このような専門的な情報をすべて業者におまかせできるため、安心して太陽光発電選びができます。

②設置場所や周辺環境の考慮も必要

太陽光発電は、設置場所や周辺環境によって得られる効果も異なります。そのため、導入に際しては、業者に現地調査もおこなってもらい、太陽光発電の効果を最大限受けられる状態で導入してもらうのがおすすめです。

③補助金の手続きも必要

国や地方自治体の補助金は数が多く、また手続き内容や条件などが補助金ごとに異なります。業者のなかにはこれらの手続きを代行してもらえるサービスもあり、すべておまかせで太陽光発電の導入が進められます。業者への依頼料を払ったとしても、補助金が受けられれば初期費用は大幅に抑えられる可能性があるため、十分に業者に依頼する価値が高いといえるでしょう。

まとめ:太陽光発電の最適な容量を決め、発電効率の高い運用を

太陽光発電の容量は一概に決められるものではなく、それぞれの世帯に最適な容量が存在します。発電効率を高める運用を実現するためには、自身に合った太陽光発電を選ぶ必要があります。

太陽光発電を選ぶ要素は多くありますが、どの要素も専門的な知識・情報が不可欠です。失敗しないようにするためにも、積極的にプロの業者に相談するようにしましょう。

ミライでんちでは太陽光発電や蓄電池といった再生可能エネルギーを活用した、電気を自給自足できる生活をご提案しております。

太陽光発電・蓄電池の導入に際しての補助金の活用方法についても無料でアドバイスをおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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