蓄電池の購入はどこがいい?種類や価格・導入費用も解説!
「蓄電池の購入先はどこがいいの?」
蓄電池の購入を考えた際に、悩むのが購入先です。数多くの購入先があり、選びきれず悩んでしまいますよね。
この記事では、蓄電池の6つの購入先の特徴や選び方、導入にかかる費用相場や蓄電池の選び方まで解説します。
自分にあった購入先を選べると、設置後も安心できますので、ぜひ最後までご覧ください。
【本記事のサマリー】 ・蓄電池の購入先は、蓄電池専門の業者がおすすめ ・一般的な家庭に導入される大きさの蓄電池の相場は、約90〜300万円 ・蓄電池の選び方は、生活スタイルに応じたサイズや種類、太陽光発電との相性の良さで選ぶ |
目次
蓄電池の購入先
蓄電池の購入先はさまざまで、どこにしようかと悩んでしまうことも少なくありません。
ここでは、6つの購入先の特徴を説明していきますので、購入先を選ぶ参考にしてください。
蓄電池専門の施工会社
蓄電池の専門的な知識が豊富な施工会社の場合、豊富なバリエーションから蓄電池を選べます。
また、蓄電池専門の施工会社は、アフターサポートが徹底している業者が多いのが特徴です。安心して設置を任せられるうえに、相談や疑問点なども詳しく説明してくれます。
ハウスメーカー
マイホームの建築を考えている、もしくは建築をハウスメーカーに依頼したことがある方は、建築を依頼したハウスメーカーに蓄電池の導入を相談する方法もあります。
建築を依頼したハウスメーカーであれば、自宅の設計に詳しいため、蓄電池の配線を目立ちにくく設置してくれます。
ただし、蓄電池の種類が限られている場合や価格がほかの業者より高くなってしまう可能性がある点に注意しましょう。
訪問販売
蓄電池を訪問販売で購入する場合のメリットは、自分で選んだり調べたりする手間が省けることです。
下調べをする時間がない方や手間をかけたくない方におすすめの購入方法です。
ただし、トラブルを回避するために正しい知識のある訪問販売業者を選びましょう。
地域の販売店
地域の販売店で蓄電池を購入する場合、地元の業者が販売から施工まで行うので、安心して任せられます。
万が一のトラブルにもすぐに対応してもらいやすく、相談しやすいのが大きなメリットです。
家電量販店
家電量販店は、実際に蓄電池を目や手で確認しながら選べ、その場で販売員に相談や質問ができるメリットがあります。
家電量販店でのポイント還元も魅力の一つです。全国にチェーン店がある家電量販店であれば、気軽に足を運べます。
ネット通販
ネット通販は手軽に購入でき、買い物に出掛ける手間が省けます。購入した際にポイントが付与されることも多く、お得になるケースもあります。
ただし、配線工事が必要ない、小型の蓄電池に限定されていることが多いため、ご自宅で使用する容量を確認してから購入するか決めましょう。
蓄電池の購入先を選ぶポイント
蓄電池の購入先を選ぶポイントは以下のとおりです。
- 見積もりや説明が明確な購入先を選ぶ
- 蓄電池の詳しい情報を教えてくれる購入先を選ぶ
- 保証やアフターフォローが充実している購入先を選ぶ
- 蓄電池の取り扱いメーカーが多い購入先を選ぶ
- 自社施工をしている購入先を選ぶ
蓄電池の見積書の内容が明確で、説明がしっかりできる蓄電池に詳しい業者を選びましょう。
また、蓄電池の取り扱いメーカーが豊富で、保証やアフターフォローも充実しているのかも重要なポイントです。
ほかにも、蓄電池の販売から設置まで自社で施行している業者が安心して任せられます。
蓄電池の種類と価格相場
蓄電池の種類によって、価格は大きく変動します。種類別の価格相場は以下の表のとおりです。
蓄電池の種類 | 価格相場 | 特徴 |
鉛蓄電池 | 5万円/kWh | ・安価で安全性が高い・寿命が短い |
リチウムイオン電池 | 13~20万円/kWh | ・多くの家庭用蓄電池に使用されている・スマホ・EVに使用・需要が多く価格高騰 |
NAS蓄電池 | 4万円/kWh | ・工場や大規模施設向け・低価格で大容量 |
ニッケル水素電池 | 10万円/kWh | ・安全性が高い・寿命が短い |
家庭用蓄電池は、リチウムイオン電池が使用されているものがほとんどです。リチウムイオン電池は近年、需要過多で供給が間に合わず価格が高騰しているため、ほかの電池より価格が高くなっています。
蓄電池の種類や特徴を詳しく知りたい方は、下記の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
蓄電池の導入にかかる費用
蓄電池の導入にかかる費用は大きく2つあります。本体の購入価格と設置にかかる費用・電気系統の工賃です。それぞれの費用相場を詳しく見ていきましょう。
本体購入価格
4人家族の一般的な家庭用として導入されることの多い、5.0kWhから15.0kWhの蓄電池の相場は約90〜300万円です。
蓄電池の本体価格は、主に蓄電容量によって変動します。蓄電容量は、自宅の電気使用量より多めの容量を選ぶのがおすすめですが、容量が大きくなるほど、価格も上がります。
また、メーカーによっても価格が変わるため、しっかりと比較検討をしましょう。
設置費用・電気系統の工賃
蓄電池の設置にかかわる工事費用は、諸々込みで約50万円以下で収まると言われています。
各家庭の設置する場所の状態や蓄電池に接続する為の配線工事、太陽光発電設備と併用するかどうかで大きく変化する点に注意しましょう。
蓄電池の選び方
蓄電池の選び方でおすすめの方法を3つ、ご紹介します。蓄電池は本体の大きさや蓄電容量など、さまざまな種類があります。
ご家庭に合ったタイプを選ぶ必要がありますので、ここで紹介する選び方を参考にしてください。
電気使用量にあった蓄電池を選ぶ
ご自宅の1年間の電気の使用状況を確認し、使用料に応じた容量の蓄電池を選ぶのがポイントです。
使用量は季節によって変動するため、月別で把握し、さらに時間帯別の使用量を把握することで必要な容量の蓄電池が選べます。
設置場所にあったサイズや種類で選ぶ
蓄電池は、設置場所に応じたサイズや種類を選ぶ必要があります。設置場所を決める前に下記の内容を確認しておきましょう。
- 容量が大きくなるとサイズも大きくなる
- 蓄電池は高温・湿気に弱い
- リチウムイオン電池は寒さに弱い
- 塩害地域の屋外設置は制限がある
蓄電池の設置は、事故防止や配線の位置の確認もあるため、業者に相談しながら設置場所を決める方が安心できます。
既存の太陽光発電と連携できるかで選ぶ
太陽光発電をすでに設置している場合は、蓄電池と太陽光発電システムと連携がとれるものを選びましょう。
太陽光発電と蓄電池はより節電効果を高めるためおすすめです。しかし、蓄電池との相性の良さもチェックする必要があるため、購入前に販売業者に相談してください。
蓄電池の購入に関するよくある質問
ここでは、蓄電池の購入に関するよくある質問を4つ、厳選してご紹介します。
蓄電池の購入はどれほどの費用がかかるのか、補助金は利用できるのかなど気になるものを集めましたので、参考にしてください。
2023年の家庭用蓄電池の補助金はいくらですか?
2023年(令和5年)の国からの蓄電池の補助金は、経済産業省が管轄するsiiから「DR補助金」として公募されています。
主な内容は以下のとおりです。
補助対象蓄電池商品・工事代の総額が、1kWhあたり15.5万円以下が対象※目標価格以下での購入が補助金の条件 補助金額・初期実効容量1kWhあたり3.2万円・蓄電池商品工事代の1/3以内・上限60万円 |
ほかにも、子育て世帯や若者夫婦世帯を対象とした「こどもエコすまい支援事業」もあります。詳しい内容は下記の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
蓄電池の増設費用はいくらですか?
蓄電池の一般的なタイプ「据え置き型蓄電池」を設置する場合、仮に5kWh〜15kWhとすれば「本体+工事費込みで約90〜300万円」が相場です。
参考:「定置用蓄電システムの目標価格および導入見通しの検討」家庭用蓄電システムの価格水準(2019年度)
太陽光発電はセットで購入するべき?
蓄電池と太陽光発電の併用は節約、また消費電力をおさえるためにも非常に有効です。
昼間に発電した電気を蓄電池に貯めておき、必要な際に自家消費できるうえに、余った電力は売電できるため、経済的にメリットがあります。
蓄電池の購入時期はいつごろ?
すでに太陽光発電を設置している方は、FIT(固定価格買取制度)が終了する時期がおすすめです。
売電価格が安くなってしまう時に、蓄電池を導入するのがタイミングといえます。
太陽光発電を設置していない方は、太陽光発電の導入を決めたタイミングで蓄電池を同時に設置するのがおすすめです。
【まとめ】蓄電池の購入は専門の施工会社が安心できておすすめ
蓄電池の購入先はさまざまですが、蓄電池に関する知識がある業者が安心して任せられます。
専門の施工会社であれば、取り扱いメーカーが豊富で、保証やアフターフォローもしっかりしている業者が多いです。
そのなかでも、設置後のトラブルや相談に対応してもらえる専門の施行会社を選びましょう。
ミライでんちでは、販売からメンテナンスまで蓄電池に精通したスタッフが在籍しており、将来の不安を解決するサポートをしています。
また、豊富なメーカーの蓄電池を取り扱っているため、ご家庭に合った蓄電池をご紹介できます。
蓄電池の購入をどこに依頼するか迷われている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。