【適正価格を知るには?】太陽光発電の見積もりのポイントと注意点を解説
太陽光発電の業者のなかには悪徳業者も存在し、適正な価格よりも高額な見積もりを提示される場合があるため、見積もりを取る際には注意が必要です。
そのため、太陽光発電を導入する際には、適正な価格を把握することが重要です。この適正価格には、国や研究機関などが公表しているデータの確認や、複数の業者からの見積もりが有効であるため、導入をする前に実践してみるのがよいでしょう。
本記事では太陽光発電の見積もりをする際のポイントや注意点を解説しています。この記事を参考にして、適正な価格を把握しておいてください。
太陽光発電の見積もりで、適正価格を知ろう!
太陽光発電の見積もりには、導入する太陽光パネルや設備の費用だけでなく、発電量や占有面積、発電効率などの情報も含まれます。例えば、複数社の相見積もりをおこなう場合でも、1kw単価あたりの適正価格を把握しておけば、それを基準に比較も可能です。
適正価格を把握したうえで、見積もりをしっかりとおこない、導入する太陽光発電システムの性能や効率をチェックしてみましょう。
太陽光発電の見積もりの5つのポイントとは?
太陽光発電の価格や設置費用だけでなく、システムの性能や売電収入でどのくらい収益が得られるのかなどを含めることが大切です。特に、1kw単価あたりの相場を計算しておくと、相見積もりをおこなった際にも参考にできるでしょう。
ここでは、太陽光発電の見積もりのポイントを解説します。
- 1kw単価あたり1枚あたりの相場
- シミュレーションが的確か
- 見積比較で、適正価格を確認
- 見積もり書で不明点や疑問点は質問
- 長期的に考慮されているか要チェック
①1kw単価あたり1枚あたりの相場
太陽光発電の見積もりを正確に判断するためには、総額だけでなく、1kwあたりのコストが重要な要素です。
kw単価は太陽光発電の設置コストを1kwあたりにした単位を指します。この価格が安ければ安いほど、太陽光発電を設置するにあたっての費用対効果が高いといえます。実際には、総額が安くみえても、kw単価を見ると割高な場合もあり、注意が必要です。
kw単価の算出方法は、「見積もり総額 ÷ 太陽光パネルのkw数 = kw単価」の計算が一般的です。
②シミュレーションが的確か
太陽光発電の見積もりをおこなう前に、自分でシミュレーションをしておくのも見積もりをおこなううえでのポイントです。
各取扱いのある電力会社・事業者のホームページには、シミュレーションをおこなえるページがあります。シミュレーションではさまざまな条件で試せるため、自分にあっている条件か計算できます。
きちんと条件下にあっているシミュレーションをしているかを前もって確認しておくとよいでしょう。
③見積比較で、適正価格を確認
太陽光発電の適正価格を確認するためには、さまざまな業者から見積もりを取ることが重要です。導入価格の平均値を算出し、その平均値と比較することで、安いのか高いのかを判断できるためです。
また、比較する際には、口コミなどもチェックしておくと客観的に業者を整理できます。
④見積もり書で不明点や疑問点は質問
太陽光発電の見積もりを依頼する際、見積もり書の内容の質問は、業者の対応力や丁寧さを確認するために有効な手段です。もし、見積もり金額に根拠がない場合や対応が遅い業者であれば、太陽光発電の導入は見送るべきでしょう。
ほかにも太陽光発電で後悔しないための対策を紹介している記事があるため、気になる方は参考にしてください。
関連記事:【検討者向け】太陽光発電で後悔しないための対策7選!トラブルの原因も詳細に解説
⑤長期的に考慮されているか要チェック
太陽光発電の見積もりをおこなう際には、長期的に考慮されているかもチェックしておきましょう。
業者によっては短期的なメリットを誇張してアピールしているケースもあり、長期的に採算が合うかどうか考えられていない可能性があります。一部の業者は、太陽光発電の見積もりにおいて実際のデータを使用せず、トラブルに発展するものもあるため注意が必要です。
太陽光発電の見積もりをするときの注意点
太陽光発電の導入を検討している方にとって、複数の業者からの見積もりを比較することは重要です。複数の業者の見積もりを依頼すれば、適切な価格をチェックでき、またさまざまなポイントを比較したうえで、自身に合った業者を選べるためです。
ここでは、見積もりを比較する際の注意点を解説します。
- 総額が記載されているか
- 価格だけでなく発電量や保険など他の要素も含めているか
- メーカーや型番を間違っていないか
- 補助金の差し引きで安く見積もりを出していないか
- 構成部材やレイアウトなどを詳細に記載されているか
①総額が記載されているか
太陽光発電の見積もりをする際には、見積書には総額の項目があるので、確認しましょう。
仮に、見積書がなく、月々の支払金額や経済メリットのみが案内されている場合は要注意です。この場合、総額を計算すると高額になることも多々あります。
このような事態を避ける意味でも、見積書の総額項目は必ずチェックしておきましょう。
②価格だけでなく発電量や保険など他の要素も含めているか
太陽光発電システムを導入する際には、設置費用補助金なども考慮する必要があります。国や地方自治体からの補助金を受けられる場合があるため、これらの補助金を活用すると設置費用を抑えられます。
ただし、補助金の申請手続きや条件には注意が必要です。申請期限や書類の種類・設置条件などを確認し、適切なタイミングで申請するようにしましょう。
③メーカーや型番を間違っていないか
太陽光発電の見積もりをする際には、メーカーや型番を間違っていないかも確認しておきましょう。同じメーカーであっても、太陽光パネルの種類によって発電性能や価格に大きな違いがあります。
そのため、見積もりの際には太陽光発電のメーカーや型番などを確認しておくのがよいでしょう。
④補助金の差し引きで安く見積もりを出していないか
補助金が見積もりに反映されるかどうかは、自治体の要件や審査によって異なる場合があります。仮に補助金を前提にした見積もりをおこなったとしても、補助金がもらえないケースがあるためです。
補助金を踏まえた見積もりをおこないたい場合は、同時に補助金がないケースでの見積もりをしておくのがおすすめでしょう。太陽光発電の設置費用に関しては、関連記事でも詳しく紹介していますので、気になる方は参考にしてください。
関連記事:【2023年最新版】太陽光発電の設置費用はいくら?安く設置する方法や設置後の費用も解説!
⑤構成部材やレイアウトなどを詳細に記載されているか
太陽光発電の見積もりをする際には、構成部材やレイアウトなどの詳細が明記されているかに注意が必要です。構成部材やレイアウトの情報が欠けている見積書では、価格が何に関連しているのかが明確にわかりません。
太陽光パネルやインバーター・配線などの構成部材が詳細に記載されている見積書であれば、細かな見積もりをされている可能性が高いといえるでしょう。
まとめ:多くの業者から信頼できる業者をみつけよう
太陽光発電の業者のなかには悪徳業者もおり、必要以上に費用がかかってしまうケースも少なくありません。太陽光発電の見積もりをおこなって適切な価格を把握することで、悪徳業者と優良な業者を判別できるようになります。
具体的な料金設定や他の業者との比較などもおこない、適正な価格を把握することが必要です。もし、適正価格の見積もりで疑問に思う場合は、一度ミライでんちに相談するのもよいでしょう。
ミライでんちでは、太陽光発電や蓄電池などの再生可能エネルギーを活用した、電気を自給自足できる生活をご提案しております。
太陽光発電、蓄電池の導入に際しては、補助金の活用方法も無料でアドバイスをおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください。