カナディアンソーラーの太陽光発電の評判は?メリット・デメリットを解説
「カナディアンソーラーの太陽光発電の評判や性能が知りたい!」
カナディアンソーラーは、カナダに本社を持つ太陽光発電システムを提供する会社です。
海外メーカーとはいえ日本での事業にも力を入れており、性能の高さに加えて保証も充実しています。
本記事では、カナディアンソーラーの特徴や評判、撤退の可能性について、解説します。気になる保証のこともあわせて解説しているため、太陽光発電の導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
カナディアンソーラーとは?特徴や評判を解説
カナディアンソーラーとはカナダに本社を持ち、太陽光発電システム事業に力を入れている企業です。2001年にカナダで設立され、現在では6大陸で23ヵ国に子会社を持っているほどの大企業です。
ここでは、カナディアンソーラーの特徴や評判について、解説します。
海外製メーカーのなかでも高い実績と評価を得ている
カナディアンソーラーの太陽光発電システムは、150ヵ国以上で製品が導入されており、その規模は約1,280万世帯に相当します。2016年度、太陽光パネルの総出荷量は5.2GW(ギガワット)を超え、世界で第3位を獲得した実績があります。
ほかにも発電の変換効率において世界新記録「23.81%」を樹立、販売実績や製品の性能も高い実績を誇っており、世界中で評価が高いメーカーです。
日本で国内住宅シェア1位を獲得したことも
カナディアンソーラーは日本でのシェア数も多く、2009年から日本市場に参入しています。東京や大阪、名古屋、福岡、仙台と全国各地に拠点を展開中です。また、国内で海外メーカーとしてシェア数第1位を獲得した実績もあります。
2020年には住宅の設置累計が140,000棟に到達し、国内メーカーと比較しても遜色がない実績があります。
参照:カナディアンソーラー|CSIとは
参照:カナディアンソーラー|CSJとは
カナディアンソーラーが撤退する可能性が低い3つの理由
カナディアンソーラーは海外メーカーであるため、日本からの撤退を懸念する方が多くいますが、その可能性は低いでしょう。
日本での実績はすでに10年以上あり、現在でも実績を重ね続け、長い期間をかけて事業を拡大しているためです。「海外メーカーであるから」などの理由で選択肢から外すのではなく、正しい情報を把握しておきましょう。
ここでは、カナディアン・ソーラーが撤退する可能性が低い理由を3つ解説します。
- 豊富な導入実績がある
- 事業拠点を複数構えている
- 全国300拠点以上に保証サポートを拡大中
豊富な導入実績がある
国内に拠点を構える「カナディアンソーラー・ジャパン」は、導入実績が豊富です。2018年の3月に住宅設置累計「100,000棟」を達成、2020年の9月には住宅設置累計「140,000棟」を達成しています。国内の住宅におけるシェア数は海外メーカーのなかでもトップクラスの実績です。
事業拠点を複数構えている
カナディアンソーラーは日本国内に5箇所の拠点を構えています。2009年に東京へ進出後、2011年に大阪、2013年に福岡と仙台、2017年に名古屋と拡大中です。
短期間で複数の拠点を構え、太陽光発電の導入数も上昇傾向である点を考慮すると、すぐに日本から撤退する可能性は少ないでしょう。
また、近年ではエネルギー需要が高まり、電気代が高騰中です。今後、さらなる再生可能エネルギーへの期待が高まるため、撤退するリスクは低いといえます。
全国300拠点以上に保証サポートを拡大中
カナディアンソーラー・ジャパンでは、太陽光発電システム導入後のサポートにも力を入れています。サポ―ト拠点は、全国で300拠点以上に拡大し、問い合わせ窓口も365日受付可能です。サポートの手厚さは国内メーカーと比較しても劣らないため、導入後の不安も解消されるでしょう。
カナディアンソーラーを導入する4つのメリット
カナディアンソーラーの太陽光発電は、品質はもちろん、手厚い長期保証やアフターフォローを受けられるメリットがあります。太陽光発電システムは、長期運用が基本です。長期間の運用が見込める高い品質、保証が受けられるのか、事前に確認しておきましょう。
ここでは、カナディアンソーラーを導入するメリットを4つ紹介します。
- 安心の長期保証
- 3種類の太陽光パネルの組み合わせで発電効率の向上
- 全国で迅速なアフターフォローを受けられる
- 蓄電システムとの組み合わせにより余剰電力を効率よく活用
①安心の長期保証
カナディアンソーラーには、長期間受けられる保証がさまざまあります。
- 太陽電池モジュール25年出力保証
- 太陽電池モジュール25年製品保証
- 15年製品保証:故障発生時の保証
一般的に、住宅用の太陽光発電システムの法定耐用年数は「17年」とされていますが、カナディアンソーラーでは、耐用年数よりも長い期間の保証が受けられます。
太陽光発電の保証期間は最低でも「10年」と決められていますが、そのなかでも長期間保証を受けられる点は、カナディアンソーラーの大きなメリットといえるでしょう。
②3種類の太陽光パネルの組み合わせで発電効率の向上
カナディアンソーラーの太陽光パネルには3種類の製品があり、組み合わせによっては効率よく、高い発電量が期待できます。カナディアンソーラーの太陽光パネルは以下の3種類です。
品番 | 公称最大出力 | 変換効率 | 外形寸法(幅×奥行×高さ) |
---|---|---|---|
CS6R-410MS | 410W | 21.0% | 1722mm×1134mm×30mm |
CS6RA-315MS | 315W | 20.5 % | 1352mm×1134mm×30mm |
CS6RB-270MS | 270W | 20.4 % | 1722mm×767mm×30mm |
3種類の太陽光パネルの組み合わせにより、より自由度の高いレイアウトが可能で、設置できる搭載容量を増やせます。
③全国で迅速なアフターフォローを受けられる
カナディアンソーラー・ジャパンでは、365日無休で問い合わせができる電話サポートがあり、いつでも気軽に相談が可能です。また、サービス拠点が全国に300拠点以上あるため、問い合わせ後は担当者の迅速なアフターフォローが受けられます。
アフターフォローを受ける際は、導入時の保証書が必要であるため、発行した保証書はなくさないようにしましょう。
④蓄電システムとの組み合わせにより余剰電力を効率よく活用
カナディアンソーラーの蓄電池システムはデザイン性、施工性も高いラインナップが揃っています。蓄電池とは、太陽光発電で発電した電力を一時的に蓄電池に溜められる設備です。蓄電池に溜まった電気は自由なタイミングで使用できるため、電気料金が高い時間帯や停電時の電力供給に役立ちます。
蓄電池と太陽光パネルの相性はよいですが、同時に導入する分、初期費用が増加します。
初期費用が用意できない場合は、蓄電池の後付けもできるため、自由なタイミングでの導入が可能です。
太陽光発電と蓄電池の初期費用について、くわしく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
関連記事:【最新】太陽光発電と蓄電池のセット価格は?相場やメーカー別価格も紹介!
カナディアンソーラーを導入する2つのデメリット
カナディアンソーラーでは、海外メーカー特有のデメリットがあります。あらかじめデメリットをおさえておき、導入の際に後悔しないよう対策しておきましょう。ここでは、カナディアンソーラーを導入する以下の2つのデメリットを解説します。
- 太陽光パネルが長方形しかない
- 海外メーカーによる撤退リスク
①太陽光パネルが長方形しかない
カナディアンソーラーの住宅用の太陽光パネルは、長方形サイズしかありません。正方形に近い太陽光パネルを用意しているメーカーと比較すると、設置の自由度は少し低下します。
しかし、カナディアンソーラーにもサイズの違う3種類の住宅用太陽光パネルがあるため、必ずしも自由度が低いわけではありません。屋根の形状が特殊で導入できるか不安な場合は、あらかじめメーカーと相談しておくとよいでしょう。
②海外メーカーによる撤退リスク
カナディアンソーラーは海外メーカーであるため、少なくとも日本から撤退する可能性はあります。しかし、カナディアンソーラー・ジャパンの事業は日々拡大しており、全国各地で拠点を展開中です。
また、日本支社の代表が「カナディアンソーラーが日本市場から撤退することは100%ありません」とインタビューで明言したこともあります。
代表の意向を踏まえると、カナディアンソーラー・ジャパンの撤退のリスクは低いといえるでしょう。
まとめ:カナディアンソーラーは選択肢のひとつとして有効
カナディアンソーラーは海外を拠点とする太陽光発電システムのメーカーですが、日本進出から10年以上経過しており、実績も豊富です。世界水準の高い技術力を兼ね備えた製品を提供し続け、長期間の保証まで充実させています。
また、日本での事業拠点も増加しており、撤退する可能性は低いです。国内メーカーへのこだわりがない方にとっては、選択肢の1つとして検討してみてください。
また、ミライでんちでは、太陽光発電や蓄電池といった再生可能エネルギーを活用した、電気を自給自足できる生活をご提案しております。
太陽光発電、蓄電池の導入に際しては、補助金の活用方法についても無料でアドバイスをおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください。