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更新日:2024年5月26日

田淵電機の蓄電池「EIBS7(アイビスセブン)」とは?特徴と価格、使える補助金を解説

蓄電池について

「田淵電機のEIBS7(アイビスセブン)はどんな蓄電池?」

田淵電機の「EIBS7(アイビスセブン)」は、太陽光発電との併用におすすめな、大容量・高出力のハイブリッド蓄電池です。

本記事では、蓄電池の導入を検討されている方へ向けて、田淵電機の蓄電池「EIBS7」の特徴や価格、補助金について解説します。

田淵電機の蓄電池「EIBS7」について理解を深め、自宅にあった蓄電池選びの参考にしてみてください。

【田淵電機の蓄電池のサマリー】
・田淵電機は、現在ダイヤゼブラ電機に社名が変わった田淵電機は長い歴史の中で培った技術を活用して、「EIBS7(アイビスセブン)」という蓄電池を開発・販売している
・「EIBS7」は太陽光発電との併用におすすめのハイブリッド蓄電池で、大容量・高出力が特徴

 

田淵電機(ダイヤゼブラ電機)はどんな会社?

田淵電機は、2019年にダイヤモンド電機の連結子会社となり、2021年にダイヤゼブラ電機となったため、現在は社名が変わっています。

もともとは1925年に美登里商会として創業し、1940年より田淵電機として、珪素鋼板の販売やラジオ用鉄芯の製作をおこなっていました。

ダイヤゼブラ電機になる以前から、太陽光発電設備のパワーコンディショナー(パワコン)製造や蓄電池開発を進めており、アイビスシリーズと呼ばれる製品を世に送り出してきました。

前身の蓄電池「アイビス」は、2021年7月時点で生産終了し、現在は「EIBS7(アイビスセブン)」が販売されています。

田淵電機の蓄電池は国内シェア率が高い

田淵電機の「2022年3月期決算資料」によると、2021年度住宅用蓄電システムの国内シェアは1位と記載されています。

田淵電機では、1997年よりパワコン製造に注力しており、かつては太陽光発電領域においても高いシェアを誇っていました。

長い歴史の中で培われた太陽光発電や蓄電池に関する技術は、ダイヤゼブラ電機に変わっても受け継がれているのです。

 

田淵電機の蓄電池「EIBS7(アイビスセブン)」の特徴

田淵電機が現在販売している蓄電池「EIBS7(アイビスセブン)」には、次の5つの特徴があります。

  • ハイブリッド型で高出力
  • 4種類の運転モード
  • 音声お知らせ機能
  • 15年の長期メーカー保証
  • 蓄電池の増設で蓄電容量最大14.08kWh

「EIBS7」の特徴を理解し、蓄電池選びの参考にしてみてください。

蓄電池の増設で蓄電容量最大14.08kWh

「EIBS7」は、蓄電池のパワコン1台に対して、2台まで蓄電池をセットできます。

1台あたり蓄電容量が7.04kWhなので、最大14.08kWhの蓄電が可能となります。

太陽光発電で発電した電力は、余ってしまうことが多く、蓄電池を設置しなければ取っておくこともできないためそのまま捨ててしまうことになります。

「EIBS7」は、太陽光発電で発電した電力を無駄にせず蓄電し、生活スタイルに合わせて利用できるのです。

ハイブリッド型で高出力

「EIBS7」は、ハイブリッド蓄電池です。

5.5kWの高出力で蓄電できるため、素早く蓄電容量を埋められます。

さらに停電時の出力も5.5kWと高いため、同時に使える家電が増え、日常生活と同じように過ごすことが可能です。

最大14.08kWhと蓄電容量の大きさもさることながら、実行容量も非常に高く充電容量の95%を利用できるのは、業界トップクラスです。

このように「EIBS7」は、高出力・大容量で暮らしを支えてくれます。

4種類の運転モード

「EIBS7」には、4種類の運転モードがあります。

運転モード概要
スマートモード・深夜電力プランを活用し、電気料金が安い深夜電力を蓄電池に貯め、太陽光発電量が少ない早朝に使う・昼間に太陽光発電で発電した電力を蓄電池に貯め、夜間使う
節エネモード・太陽光発電で発電した電力を蓄電池に貯めながら使用することで、買電量を減らす
ノーマルモード・太陽光発電で発電した電力を使い、余った電力はすべて売電する・深夜電力を蓄電池に貯めておき、発電量が少ない天気の日や時間帯に使用する
蓄電モード・太陽光発電で発電した余剰電力や買電力を蓄電池に貯め、いざというときに備える(常に蓄電池は満タンにしておける)

電気代の節約をメインにお考えの場合は、スマートモード・節エネモード・ノーマルモードの内から、生活スタイルに合わせて選ぶのが最適です。

蓄電池を非常用電源としてのみ活用する場合は、ノーマルモードを活用しましょう。

音声お知らせ機能

「EIBS7」は、停電が発生すると、いち早く音声で知らせてくれる機能が備わっています。

ご自宅にいる場合は、すぐに家電の電源を操作できるため、蓄電池の充電残量に合わせて適切な対応が可能です。

なお、スマートフォンにも通知が届くため、遠隔操作によって外出先でも対応が可能です。

停電だけでなくパワコンの故障を音声で知らせてくれるのも、大きな魅力といえます。

15年の長期メーカー保証

「EIBS7」は、メーカー保証が標準で15年間分ついており、長期間安心して利用できます。

「EIBS7」は一般的な蓄電池よりも長寿命といわれていますが、蓄電池の寿命は10〜15年間とされているため、15年目付近になると故障が発生しやすくなると考えられます。

15年間もメーカー保証があるのは、こうしたトラブルに対応しやすいため、利用者にとっては大きなメリットです。

 

田淵電機の蓄電池「EIBS7」のパワコン3種

田淵電機の蓄電器「EIBS7(アイビス)」には、3種類のパワコンがあります。

EHF-S55MP3B【5.5kW 3回路モデル】EHF-S80MP4B【8kW 4回路モデル】EHF-S99MP5B【9.9kW 5回路モデル】
蓄電容量7.04kWh
定格出力5500W8000W9900W
定格出力電流27.5A40.0A49.5A

3種の大きな違いは、定格出力と定格出力電流です。

定格出力とは、蓄電池に蓄電された電力をどれくらい放電できるかを示した数値です。

表に記載の定格出力は自立運転時のものですので、数字が大きいほど停電時に使える電力が増えるととらえられます。

定格出力が高いほど定格出力電流が高い、つまり自立運転時に流れる電気の量が多いといえます。

3種は蓄電容量が同じでも、自立運転時に使える電気の量が異なるため、家電を多数同時に使いたい場合は出力の大きいものを選ぶとよいです。

 

田淵電機の蓄電池「EIBS7」の価格

田淵電機の蓄電池「EIBS7(アイビス)」の価格は、販売店によって異なります。

相場は100〜210万円となっていますので、相見積もりをしてなるべく安い販売店で導入するのがおすすめです。

ミライでんちでも、田淵電機の蓄電池「EIBS7」を取り扱っていますので、気になる方は価格をお問い合わせください。

型番EOF-LB70-TK 
蓄電容量14.08kWh(7.04kWh×2台)
大きさ580mm(W)×1,070mm(H)×370mm(D)(1台につき)
メーカー保証期間15年

 

田淵電機の蓄電池「EIBS7」は補助金を使える?

田淵電機の蓄電池「EIBS7(アイビスセブン)」は、令和5年度のZEH(ゼッチ)補助金の対象機種です。

ZEH補助金とは、ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)を新築または購入する場合に申請できる補助金です。

この制度は、蓄電池だけでなく住宅そのものが要件をクリアしている必要はありますが、下記の額で補助金を受け取れます。

種類定額補助金追加補助金(蓄電システム)
ZEH55万円2万円/kWh補助対象経費1/3または20万円のいずれか低いほう
ZEH+100万円
次世代ZEH+
次世代HEMS112万円

※この表では戸建てのみ記載しています。

住宅に対する補助金もあわせると、最大132万円もの補助金を受け取れます。

自治体によっては、ZEH補助金と併用できるものもありますので、お住いの自治体の補助金制度について事前に調べておくとよいでしょう。

ミライでんちでは、補助金の利用を含めてご予算の相談もお受けできますので、お気軽にお問い合わせください

 

田淵電機の蓄電池「EIBS7」は太陽光発電と併用がおすすめ

田淵電機の蓄電池「EIBS7(アイビスセブン)」は、ハイブリッド型蓄電池のため、太陽光発電との併用がおすすめです。

太陽光発電とハイブリッド型蓄電池の併用によって、以下のような使い方が可能となります。

  • 太陽光発電で発電した電力を使用し余った電力を蓄電池に貯め、太陽光発電ができない夜間に使用することで電気代を削減する
  • 蓄電池に貯めた深夜電力を昼間に使い、太陽光発電で発電した電力を料金の高い昼間に売電することで売電収入を増やし、総合的な電気代を削減する
  • 太陽光発電で発電した電力を蓄電池に貯め、非常時に備える

このように、ハイブリッド蓄電池は太陽光発電との相性が抜群です。

既設の太陽光発電のパワコンを取り換える方や、これから新築に太陽光発電と蓄電池の導入をお考えの方は、ハイブリッド蓄電池の「EIBS7」を検討してみてはいかがでしょう。

下記の記事で、ハイブリッド蓄電池についてくわしく解説していますので、合わせて参考にしてみてください。

 

【まとめ】田淵電機の蓄電池「EIBS7」を導入して電気代を節約しよう

田淵電機は、現在ダイヤゼブラ電機と社名が変わっておりますが、長い歴史の中で培ってきた技術を使って、蓄電池の開発・販売をおこなっています。

現在販売されている蓄電池は「EIBS7」で、パワコン1台に蓄電池2台を設置できるといった特徴で、他社製品と差別化をはかっています。

田淵電機の蓄電池「EIBS7」は、ハイブリッド蓄電池ですので、太陽光発電との併用がおすすめです。

既設の太陽光発電設備と「EIBS7」の相性が知りたい、「EIBS7」の価格が知りたい方は、ぜひミライでんちお問い合わせください。

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